1ビットはジャズを駄目にする。コルトレーン、聴き比べ。

1ビットだろうがマルチだろうが、デジタルなんて同じじゃねーか。結局アナログ聴いてればいいんだよ。って、聴こえてきそうですが、そういう方も聴いていただき、好みの歪みに調整して気持ちよく鳴らすのがアナログですが、少なくとも私の音源よりも良い音で鳴らしてくださいね。音の話は聴かなければわかりません。どんなに美辞麗句を並べ、巧みに表現してもその姿を言い表すことは不可能です。
大事なことです。

今回の聴き比べは解りやすいと思います。
こうして1ビットについて改めて考えるきっかけになった動画との聴き比べです。
こちらのサウンドは、SACDをデジタルアンプで鳴らしたものなので、1ビットを音を聴くには良いかもしれません。ただ、サウンド以外の動画の内容については、どうこう全くありませんので、専らコルトレーンをお聴きください。
 
cdssrr6_7BASIE

このとき使用されたのが「A DAY AT JAZZ SPOT‘BASIE’-selected by Shoji“Swifty”Sugawara というSACDから1曲目コルトレーンのクレセントです。
これは、一関のジャズ喫茶「ベイシー」の店主 菅原さんの選曲によるもので、2枚組み6,800円。「極力アナログ・マスター・ テープからDSDへトランスファーし、Super Audio CD マスター を作成」したそうです。
ここで鳴らされたクレセントがマスターからの掘り起しかはわかりません。

クレセントは2つの動画に分かれていて、最初の動画の後半、4:40辺りから始まります。
2つ目の動画はクレセントの終わりまで収録されています。

私のほうの音源は、1987年発売のものでAAD。アナログリマスターをCD化したものですね。
この頃のものは、驚くほどの良い音、と言うわけではないですが、一番素直で安定した音で好きです。

John ColtraneCrescent“】Ripped in 16bit-48.1KHz

John_Coltrane_-_Crescent
 【Personal】
John Coltrane – band leader and tenor saxophone, Jimmy Garrison – double bass, Elvin Jones – drums, McCoy Tyner – piano
【Take】
1.Crescent,2.Wise One,3.Bessie’s Blues,4.Lonnie’s Lament, 5.The Drum Thing ■Recording: April 27 and June 1, 1964, at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey, United States
 

 

前にも言いましたが、動画の1ビットサウンドは、全てに日が当たっていて、陰影がなく明るい音で、演奏もそんな感じですが、私の方は全く違いますが、その違い判りましたか?
音楽がゆっくり流れ、静かです。寡黙でクールなコルトレーンを見た気がします。
この曲の前奏に当たる、ジャズとしてはちょっと仰々しい感じの冒頭部分の意味が良く伝わりますね。

SACDなど、1ビットでジャズは有り得ないですよ。

 

 

 

 

 

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2 Comments

  1. says:

    動画だと区別がつかねえwww

    やっぱその場にいないと駄目だな

  2. gutsy says:

    そうですか。
    こういう形で比較は難しいですよね。
    細かく聞き比べるより、全体的な印象を聞くようにしたほうがかえって解りやすいかもしれません。

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