シューリヒト&パリ音楽院管の美学 3 ・・・ シューマン”交響曲第3番《ライン》

シューリヒト&パリ音楽院管の演奏。

今日はシューマン。

シューマンのオーケストラ楽曲は、オーケストラの各楽器が常に同時になっている傾向にあるのが特徴です。いつもたくさんの楽器が鳴っている。だからなんかいつも騒がしい感じになってしまい、以外に彼のオーケストラ曲は元気な時でないと聴けないんですよね。
演奏も、しっかりした棒捌きでないと締りのない、焦点の定まらない演奏になってしまいます。

フルトヴェングラーをはじめ、ドイツ・ロマン派音楽であることを強調し、名演とされる演奏はありますが、この演奏のように、シューマンの純オーケストラ曲としてオーケストレーションを楽しむことが出来る演奏は意外なほどないのです。

彼のシューマンを聴くと、彼が如何に譜面を読み込んでいるか、如何に作曲家に敬意を持って指揮しているかがわかります。

 

シューマン交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」 ” 】
? Ripped in 24bit-192KHz

【Personal】
カール・シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団
【Take】
SIDE-A 1.第1楽章 生き生きと(Lebhaft), 2.第2楽章 スケルツォ きわめて中庸に(Sehr masig)
SIDE-B 3.第3楽章 速くなく(Nicht schnell),4.第4楽章 荘厳に(Feierlich),5.第5楽章 フィナーレ 生き生きと(Lebhaft)
■録音:1953年6月、パリ、共済組合会館
SIDE-A
SIDE-B
 

録音も素晴らしいです。
 

リッピング上手くいっていますが、その意味わかりますかね….

 

★PC音源はメインシステムで聴きましょう。

 

 

 

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