新葉、着々と…
少々古い話で申し訳ありませんが、先の9月23日~25日にフィギュアスケート東京選手権大会(東京ブロック)というのが行われたんですが、樋口選手、この大会に出場していたんですね。
この大会、いずれは、全日本に続いていく大会で、いわば予選みたいなものなんでしょうか。
よく言うブロック大会、ですかね。まあ、普通のフィギュアファンであればもう当然の大会でしょうけど、私なんかですと、こういった大会までフォローしだすと、ああ、スケオタの仲間入りか?なんて感じです。笑
樋口選手はシードになっているらしく、本来、この大会は免除されているようなんですが、出場したんですね。
で、まあ、結果は優勝ということのようですが、良かったなあ、って思うのが得点です。
ショート 65.77
フリー 128.43
計 194.20
でしたが、まず、190点台に乗っているってことは良いですね。190点台にいっていなければ国際大会では、まず、表彰台争いにはなりませんからね。
それと、その得点が、この出来にもかかわらず得られているということ。
演技は見ていませんが、ショートは、>だったり、!だったり貰っていますし、ジャンプの加点も多くない。フリーも、ループが抜けて1Loになったりで、それ程ベストな演技ではなかったにもかかわらず、しっかり、190点半ばというのは、良いですね。
それはやっぱり、フリーでのその他のジャンプの出来が良かったからで、しっかり加点貰っていますし、彼女の武器であり得点源の3Lzのコンボを2本、しっかり加点付で、入れられていますからね。
10点ジャンプが2つある、って言うのは、国際大会でまともに戦っていくには必要ですし、樋口選手のように、PCSがそれ程高くない選手にとっては、必須でしょうね。
そのPCSも、劇的に上がった、とはいきませんが、少しずつですが確実に、底上げは出来ているのかなあ、と思います。
でもまあ、国内大会ですから、ジャンプの加点がどこまで国際水準なのか解りませんから、なんともあれですが、昨シーズンの全日本よりもジャンプの加点は貰っていますので、それなりのジャンプ跳べていると、期待しましょう。
今回だって、たらればを言えば、3Loいつもどおりは入っていれば、例えばロンバルディア杯での3Loが5.80でしたから、プラス5.4すれば、フリー、技術点、73点ですからね。
彼女はやっぱりジャンプの樋口ですからね…
ちなみに、194.20は、先のカナダ大会で3位です。
後は、この評価が国際大会でどうなるか、そしてこのジャンプの調子を維持できるか、ですかね。
いずれはこの構成で、3連続を3+2+2にして、もう3点くらいは、PCS上乗せしていきたいところでしょうね…
記事によると、この大会の日にちょうど紀平選手がトリプルアクセル成功したらしく、記者からも、トリプルアクセルについて聞かれたようですが、
「まずは自分の演技に集中したい。今季、特に難しい技に挑戦する予定はありません」
とのことですから、個人的には良かったです。
もし入れるとしたら、この構成にプラス3Aでしょうから、まあ、大変です。笑
“今季の一番の目標は世界選手権出場だという。
性急な調整がたたり、順調さを欠いた昨シーズンを教訓に、慎重に戦略を立てている印象だ。
フリープログラムに2回組み込んでいる3ルッツ+3トウループを確実に決めること。
そしてエレメンツの質や表現力の改善を進めることで得点を向上させる方針のようだ。”
「ブロックを終えて、とりあえずはほっとしました。これからが本番です。しっかり集中していきたい」
早いうちから初戦を終えた樋口選手、課題をクリアーしつつ、シニア本格デビューに向け、着々と、準備を整えてきた、そんな感じです。
「自分に出来ることを思いっ切りジャッジの人達に見せたい」 という、樋口選手。
期待しましょう!
樋口選手の滑り、以前はかっ飛ばしてジャンプ飛んでいる、というイメージでした。今年はなんだか滑りが重く感じてしまいます。ジャンプ前は速いと思うのですが。ステップシークエンスが重いのでしょうか。表現力を磨こうとしている過程だから仕方ないのでしょう。まだまだ発展途上という意味では、本田選手より伸びしろがあるのかもしれませんね。
日本を憂うさん、
こんばんは。
そうですね、ここ1、2年は、怪我があったり、調整が上手くいかなかったりして、滑りも本来のリズムが中々戻らなかったように思います。
ただ、それとは別に、重く感じるのは、プログラム曲の曲調が重いせいもあると思います。
以前の「かっ飛ばして」いたころは、やはりそういう明るい曲でしたしね。
ステップが重い感じなのも、彼女、曲調に合わせてしまっているふし、はありますね。浅田選手の鐘も、ステップが重い、スピードがなく演技が重い、って言われたものですが、本来、重い曲に軽いステップは、合いませんからね~。笑 樋口選手もそういう傾向が、あるのかもしれませんね。でも、私が見た記事には、彼女もステップでスピードに乗れていないのを気にしていたらしく、この1ヶ月で改善したと、話していましたから、大丈夫かなと思います。笑
努力した成果をジャッジに見てもらいたい、なんて言う彼女、競技者として、私は好きですし、そうですね、そんな彼女は、本田選手より伸びしろは大きいでしょうね。