一歩ずつ… 青木選手は5位 2016 JGP ドイツ大会 女子フリー
2016 JGP ドイツ大会 女子、青木選手は5位でした。
ただ、フリーは、113.13で、3位でしたから、そう悪い演技ではありませんでした。
青木選手は、前回のチェコ大会から、毎試合、毎演技ごと、ジャンプの失敗を繰り返してきまして、何が悪いのか、良いジャンプ持っていますから、本当に勿体無い選手だなあ、って思っていましたが、今大会はこれまでよりジャンプ失敗が少なく、一歩前進といった感じでした。
ショートでは、相変わらず、コンボのセカンドが1Tになってしまいましたが、でもミスはそれだけで、全く同じプログラム構成で、こちらも失敗演技だった白岩選手よりも、1.87ですが上回ってまして、まあ、得点的には、前回よりも0.13下回ってはいますが、前回のショートではジャンプミスが2つだったのと比べると、ミス1つというのは、まあ、良かったと思います。
しかも今回は、フリーでも、冒頭のコンボ転倒していますが、ミスはそれだけで、フリーは3位ですから、前回のチェコ大会での7つのジャンプのうち4つのジャンプを失敗したことを考えると、今回は、良かったと思います。
ただですね、前回もそうでしたが、Time violation演技時間違反の減点を貰っているんですが、これは一体どうなっているんですかね?
これで-1.00ですからね。
転倒と同じなんですから、しかも、2大会連続です。
こういうのは単なる人的ミスですから、プログラムに無理があったり、余裕がなかったりしているわけですから、チェコ大会おわってから、プログラムの見直しをすべきだったと思いますけどね。
その間一ヶ月あったんですからね…
まあとにかく、本来、青木選手は、その実力からすると、失敗が減ってよかったとか、こういったレベルの話をするような選手ではないと思うんですが、どうも跳び急いでいるような、演技自体も落ち着きがないというか、常に、半歩つんのめっているというか、そんな感じの演技なんですよね。
彼女は、高さ、飛距離のある良いジャンプ持っていますし、勢いもあって、その思いっきりの良さと、やさしさを兼ね備えたバランスの良い演技が出来る素質があるように思うので、彼女には、まず、ジャンプするにしても何にしても、一呼吸、深呼吸してからことを始めるくらいの、気持ちのゆとりが必要でしょうね。
私はフィギュアスケートはやりませんが、音楽の演奏はしていましたので、勿論、アマチュアレベルですが、そこでは吹奏楽器でしたから、文字通り、呼吸って大事ですからね… プロになるためにはまず呼吸法を学ぶこと、から始める位ですからね…
キスクラで、得点発表待ちの時の彼女の不安そうな表情、そして、得点を聞いて胸に手を当てて、文字通り、胸をなでおろしてホッとした表情が何とも言えない感じで、前回チェコ大会では、フリー99.19でしたからね… 100点台でホッとしたのか…
本当はもっとできる選手と思っているので、余程自信をなくしていたのかな、って、ちょっと可哀想になりました…
まあ、思えば、彼女、彼らたちは、今、自分がやったことの良し悪し、出来を、直ぐ、容赦なく、大勢の人の前で、こうだ!!って、晒され続けてきているわけで、一般の私たちはそんな場面、基本ありませんからね…
そういったことを、小さい時から味わってきている選手たちには、そのことだけでも、私なんか、頭が上がりません…
まあ、その代わり、演技中は常に彼女達が主役。
良い演技、良い成績なら、正にヒロイン、女王、お姫様、ですからね。笑
3Lz+3Loを跳べる彼女は、今は、ライバルに遅れをとっていますが、
勝負は、シニアで… という気持ちで、
一歩ずつ、
前に進んでいって欲しいです。
頑張れ。
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