Ｚジジイさん…

ブロクとか動画でのお話を拝見すると、一見、結構ラフなお人かなとお見受けできますが、映像で見る、オーディオシステムへの色々な対策を見ますと、オーディオでやるべき基本的対策は、きちんとされていまして、これを見る限りにおいては、Ｚジジイさん、意外に真面目で、神経質な方かな、とお察ししておりまして、で、ちょくちょく、ご自分のシステムの音を動画で公開していらして、それがまあ、楽しませていただいているんですが、今回、ベイシーものを鳴らされておりまして、ベイシーときたら、私黙っていられませんで、ならば俺のはどうだ！と言うことで、私も鳴らしてみましたので、聴いていただこうとなったしだいです。

何のことはない、いつもの聴き比べです。笑

まずは、バディリッチのライブで、あれです。笑　
SWINGIN’ NEW BIG BAND。

私以前、一関のベイシーのリファレンスレコードの記事書いたときに紹介しましたね。
こちら。

 
ただ今回、Ｚジジイさんの音源は、一関ベイシーのリファレンス集ということで、ステサンから出ていたＳＡＣＤですので、基本、音は違います。
ＳＡＣＤの方は、改めて、マスターからおこしたようですしね。

システムは、Ｚジジイさんのは、

ＳＡＣＤプレーヤー：アキュ／ＤＰ７００
プリ：アンペックス／ＭＸ１０
パワー：マッキン／ＭＣ２１０５
スピーカー：ＪＢＬ／Ｃ３６ｚ

とのこと、です。

では、どうぞ。

私の。おまけに次の曲も続けました。

私のシステムは、

PC: DELL Precision T7500
CD Drive： MATSHITA SW-9588
Audio Interface: FOCUSRITE Saffire Pro 26i/o
DA Converter: PRISM SOUND DA-1
Power Amp： HEGEL H4A Mk2
Speaker： DYNAUDIO Contour S5.4

マイクは、ZOOM Q2HDです。

で、折角なので、ＣＤの最後に収録されていた曲もどうぞ。
“Naptown Blues”

どうです？
Ｚジジイさんの音、いいですよねぇ～
タイトで、濃くて、ギッと凝縮していて、あぁ、ＪＢＬよねっ、て感じです。

Ｚジジイさんのシステムは、やるべきことやっているので、対策のベースがしっかりしている分、音が安定していて、何を聴いても大きく破綻しません。
だから、音楽を聴くことが出来ます。

ただ今回の音源がＳＡＣＤということが原因だと思いますが、トロンボーンソロの所で、その音色、演奏の表現に、私の所の音との差を感じました。
Ｚジジイさんの所は少々単調に聴こえます。
そういう意味では、雰囲気が出ていないかな…って思いました。

まあ、その辺りは、ＳＡＣＤだから仕方ないですね。

 

 
お次は、ベイシーです。
2005年の日本ライブです。
“Basie is Back”

曲は、10曲目の、Whiry-Bird。

私は次の「Jumpin’ at Woodside」も。

 
こちらも、Zジジイさん良いですね。

この”Basie is Back”、DSD録音のようで、多分ＺジジイさんのはＳＡＣＤで日本盤。
で、私のは、ＣＤで輸入盤。

その辺の音の違いはありますが、ここでもやっぱり、オールド機器、オールドＪＢＬの濃く、凝縮された音が、ＳＡＣＤの腑抜けた音にちょうど良くマッチしている感じです。

Ｚジジイさんは、最新の記事で、この音で、オールドシステムはアガリ、っておっしゃってましたから、私の音には、歯牙にもかけないでしょうが、個人的に心配なのは、メインの現行ＪＢＬ4365+アキュフェーズの素晴らしいシステムが上手くなってないご様子なこと。

現行品の方が性能は格段に上ですから、駄目なはずありませんから、それが鳴らないということは、どこかがオカシイと思ったほうが良いでしょうね…

まあ、オーディオやる上で、オールド品、ヴィンテージ品を使うと言うのは、音づくり、と言う観点から言えば、楽なんですよね…
だってね、昔のは、粗悪な音源をまともに鳴らすために、美味しくなるように出来ているんですからね。

だから、美味しく鳴って当たり前。

 

でも、Ｚジジイさんのシステムで言えば、メインの現行ＪＢＬ4365+アキュフェーズの方が、今オールドシステムで鳴っている音より、さらに違う次元の音が出るはずなんで、そこんところを目指して欲しい気もしますが、まあ、ないでしょう…かね…

 

 

それにしても、1ビットは、やっぱり駄目ですね。

音が表面的で、浅く、単調。

 

 
未だに高音質ということで、ＳＡＣＤが売っていることが不思議ですし、それをＣＤよりワンランク上の音といって、何の疑問もなく聞いている人がいるってんだから…

 

 
機械はオールドでも味がある分いいですが、耳と感性は、オールドじゃあ、出汁も出やしない。

 

 
気をつけましょう。

 

 

 

 

 

This entry was posted on Tuesday, May 31st, 2016 at 12:42 PM and is filed under Audio, CD. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.