調整能力に脱帽! KTさんのマルチシステム!! お礼にグレートジャズトリオだぁ~ !!!
お礼、ってなんのこっちゃ解りませんが…笑
先日のWalz for Debby を際アップした際、KTさんの最新の動画での音、批判したんですが、まあ、なんと、コメントいただいて…
大人のご対応いただき、ガキの私は、ただただ恐縮するばかり、にもかかわらず、記事の内容は本心ですと、最後まで失礼な私なのでしたが、ご本人、お話のとおり、システム調整されまして見事、元の緻密なサウンドに蘇りまして、まあ、大したものだなと思った次第。
例えば、例の「Waltz for Debby」。
前回は、こうでした。
で、調整後がこちら。
どうですか?
良いですよねぇ~
ご本人、少し軽くなったと、気になさっていらっしゃるようですが、今回使ったCDが、「まさかのこれ」、つまりOJCCD盤ね。なので、仕方ないと思います。あれは、こういう軽めの音だと思いますので、そういう風に再生されて、まあ、正解だと思います。
それに調整前にはしっかり聴けなかったバックのブラシロールがしっかり聴こえるようになりましたし。
で、もう一つ、先の記事では触れませんでしたが、実は、ギルシャハムの「Paganini for two」もかけていらしたんですが、正直こちらも???だったんです。こっちの方が重症でしたかね…
でも調整後は素晴らしくよくなりまして、こちらです。
ね、倍音領域の音色が聞けるようになりましたね。
パラゴンと同じユニットですよ?!
素晴らしい!!
ご本人、ちょっと音が硬質な感じって、おっしゃっていましたが、それが所謂オールドJBLの音なのかなあって思います。
まあ、自分で使ってないので、下手なことは言えませんが、一関のベイシーも音は硬質系でドライな音です。
そこから、ハートマンのしっとりとした声が… ね…
で、短期間に上手く纏め上げたKTさんに敬意を表し、グレートジャズ・トリオ「アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード Vol.2 」をお送りしたいと思います!!
なんと命知らずな、とKTさん、お思いになっているはずです。笑
実はKTさんのシステムは、何を隠そう、兵庫県は西宮にあった、あの伝説のジャズ喫茶「Corner Pocket」に入り浸って、完成されたものなんですねえ~。笑
このCorner Pocketの今は亡きご主人が、KTさんのオーディオの師匠であり、Corner Pocketの音が、KTさんのマルチシステムのリファレンスになっているんですね。
まあ、私は、Corner Pocketと言っても、ほとんど知りませんで、「こーなーぽけっと?四次元ポケットだかなんだか知らないけど、ベイシーが最高でしょ?」なんて、思っていましたからね…
昔はね…
で、KTさん、このジャズ喫茶「Corner Pocket」との馴れ初めを、Corner Pocketのホームページに寄稿されています。
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(前略)
で,その低音(低域)が具体的にどう違うのかというと・・・。
例えばベース。私の愛機では良くて「ヴォン!」或いは「ボン!」ていう感じ。へたすりゃ「ど・ぼーん」などという情けなさ。ベースとバスドラの区別も怪しいもので…。
ご承知のように、例えばピアノトリオで全体を引っ張り、引き締めているのはベースで、これがほんの僅か先に出ていないと全体がスウィングしない。ベースの音が「ど・ぼーん」など論外もいいところ。音に重みが加わらないと、ただただ薄っぺらいものになってしまい、「のり」はでてこない。
JAZZは『リズムは軽く,ビートは重く』が基本。が、ヘタして逆をうつと、全然スウィングしないのよねぇ。
ウ、ウムッ。
私もこれまで、低域には悩まされて、LE15+LE8TからD130+D216に替えてみたり,ウーファーボックスのバッフル板と裏板を4箇所,前後に締め上げてみたり、カーボン板を敷いてみたり・・・。
C.P.の低域はまるで違う。
ベースは唸りを上げて「ブン!ブン!」「ビシッ!ビシッ!」っと決まるわ,音の厚み,重さ=音の力はあるわで,もう嬉しくなって元気一杯!
しかも,全然うるさくない・・・・・!!。
例えばグレート・ジャズ・トリオ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード『コンファメーション』を“サービス・ボリューム”で聞かせてもらおう。
「よっしゃぁ~!!」と暴れまくるトニー・ウィリアムスを、ロン・カーターが「おい!・おい!」という感じで必死に追いかけ、ハンク・ジョーンズが「よし・よし」という感じでピアノを弾いていたのが、次第に煽られて・・・という感じの曲なのだが、
パラゴンからのトニーのリム・ショットを始めとするドラムスの物凄さ!
私の愛機ではこれが「パカン!」ではなく「ぱこぉん」と鳴っていた。それで、ドラムスの迫力を追いかけて音の調整をすると,ピアノの高域が耳に突き刺さるわ,ベースはヴォンヴォンゆ~わで、収拾がつかなくなってしまう。
よほどうまくいって、もピアノの高域のffが耳に突き刺さる。
C.P.では全くそうではないのだ。
リム・ショットは物凄く(表す言葉がない)、ピアノは軽やかにそして適度に重く、ベース・ソロたるや・・・トニーに追いまくられたロン・カーターが一気に鬱憤を晴らす!! 「パラゴン」の反射板を見つめていると、そこにロン・カーターの指の動きが「ぽっかり」と浮かんで見える。そしてズゥーンと下まで延びたベースの量感・・・。
それに比べたら、我が愛機なぞは、まるで”ドラえもん”があの”ぐう”の手でベースをはじいているようなもの・・・・・。
『あほぬかせ!!』と思われるでしょうが、いやホントなのである。
スピード感と音の厚み、そして奥行きが見事にバランスし、『色気のある』中域や極め付けの『重高音』。ふーっ。
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(後略)
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そういうことです。
ですから、私が、KTさんに「グレート・ジャズ・トリオ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード」の『コンファメーション』を聴いてもらおうなんて、1万年早いんですね。笑
まあ…
そういうことです…
まあ、へなちょこリムショットでも笑っていただきましょうか。笑
では、どうぞ。
少々、CDに傷があり、ノイズが出ています。
1.コンファメーション
3.ナルディス
でもまあ、お陰さまで、KTさんの文からコーナーポケットの音を想像して、また、調整しなおしたので、少しは良くなったでしょうか…
ま、とりあえず、KTさん、お疲れ様でした。
こんにちは。
コンファメーションとはまた大胆な!!(笑
私もまだアップしておりませんがな~!!(爆
Corner Pocketでのご紹介、有難うございます。
いま読み返しても恥ずかしい。。。|д゚)
Corner Pocketのマスターは、中平穂積氏の新宿『DIG』で修業、ベイシーの2階に1週間泊まり込んだツワモノで、その後も、最低年に1回はベイシー詣でをしておられましたね。
お店で一緒に聴いていても、『ウチではこう聞こえてしまうけど、ベイシーではここがこう聴こえるんや』と仰ってましたね。(^^♪
一番印象に残っているお話は、『ベイシーでは、真横で聴いてもベースが前に出て来とるのが見える』・・・想像もつきません・・・(笑
それでも、ベイシーで長年アルバイトをしていた娘が来て、『ベイシーと比べて、違和感ないですネ』と言われてましたが。(^_-)-☆
で、聴かせて戴きました。
シンバルのシャーン!が凄いですね~!!\(^o^)/
2分12秒辺りリムショットや、シンバルのグワシャーンのグワと云う基音は大体200~300Hz位(スネアはもう少し低い)にあって、シャーンのキモは1500Hz近辺とあと8000Hz辺りにあると云うのが私見なのですが、この基音の分解能と力感が相まって出て来るとエエ、と云うのが実はマスターの受け売り。(爆
忌憚なく言わせて戴くと、分解能は全く問題ないので、欲を言えばもう少し200~300Hz辺りの力感(押し出し)が出て来れれば、もう鬼金かと・・・。\(^o^)/
ま、戯言とお聞き流し下さいネ。(^^;
刺激を受けたので、今度、私の方もアップしてみますね~!!(#^.^#)
こんにちは その2(笑
次の記事拝見致しました。
中低域が少し弱く感じたのは、録音方法の問題だった様ですね。
そうとは知らず、大変失礼致しました!!m(__)m
kTさん、
こんにちは。
ありがとうございます。
うちのデンマークからの留学生ディナ君もさぞかし喜んでいるでしょう。笑
具体的な数値は分かりませんが、おっしゃるとおり、正直、中域のちょっと下あたりのつまみを回したい衝動に駆られています。ただ残念ながら、うちのシステムはプリアンプなしでやってますし、一応、そういう業務方針なので、違う方法で、そのあたりを克服していきたいと思います。
今後の課題です。
それにしても…
>『ベイシーでは、真横で聴いてもベースが前に出て来とるのが見える』
とは… 恐ろしい…
でも、良いお話聞かせていただきました!
私これから、スピーカーは横から聞くことにします。
もう一つ目標が出来ました!
KTさん、その②
いえいえ、間違っておりません。
コンファメーションの時もマイクは下げた状態で録っていますので、200~300Hzの問題は、録音方法とは関係ないです。
プリアンプやイコライジング関係何もありませんし、ラインには何も噛ましたくないので大変ですが、200-300、何とかやってみます。
そうすれば、ロンの指先の動きももっと見えてくるかもしれません。
今は、ぎりぎり「ドラえもんのグー」から指が生えてる、ですから。笑
KTさんのコンファメーションも楽しみにしていますね。