ディナウディオ鍛え直し、”Walz for Debby” 録り直し

鍛え直した、と言いますか、実は私のシステムこれまで少々ゲインを低く設定?した状態で鳴らしていまして、まあ、それを今回高くした、と言うことなんですが、以前使っていたスカラは、能率114dBくらいありましたが、今のディナウディオは87dB。

なので、スカラのままのゲインだと、まあ、小さいわけですが、今までは音的にこっちがいいかなあ、と思って、少々小さめでディナウディオ聴いていたんですが、まあ、たまにレベルの低いCDなんか聴くときはさすがに大きくして聴いていたんですが、最近の調整なせいか、こっちもなかなかいいなあ、って思って、今回ゲインを上げた状態で、色々調整をしてたんですね。

最近、あまり調整しなくても良かったのに、何故ここに来てまたはじめたかと言うと、前回のオーディオ記事の”Walz for Debby” のせいですね。笑
そのときご紹介した動画の主、KTさんが、今度CD音源での”Walz for Debby”を鳴らされていたんですが、今回はプリにクワドエイトLM6200をお使いになったと言うことで、興味深く聞かせていただきました。

このクワドエイト LM6200Rは、大昔、岩崎千明氏が、こう解説しています。

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岩崎千明

サウンド No.7(1976年発行)
「岩崎千明のグレート・ハンティング これだけは持ちたいコンポ・ベスト8(アンプ編)」より

 (前略)

 さてこのクォードエイトLM−6200Rは、トーンコントロールはむろん、フィルターも一切ついていないから、実質的にイコライザー回路だけの単純な構成だ。それだけに音質の方は、きわめてストレートで、一切の変形も歪もない。このアンプの堂々とした力強さでクリアーな透明感は、マランツの幻の名器といわれたプリアンプ、モデル7を、もっと澄み切った音としたものといえば、もっとも近い。だから、今までモデル7を使っていたのに、LM−6200Rを使い出したとたん、モデル7はめったに使わなくなってしまった。

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ということで、聞かせていただいたんですが、これがあまり宜しくない。
勿論、この音だけ聴いていれば低音が効いて、音が太くて、いいんじゃない、って言う音だろうけど、今の私のシステムの音と比べてしまうと、所謂ジャズ再生に有利と言われているオールドJBL、この方のはパラゴンとユニットは同じですが、そういうスピーカーが普通に、美味しく、なっただけじゃ、別に… となってしまう。

第一ベースの音が変。

私はかつて、自分の店で、ピアノとベースのジャズのデュオをライブでやってもらっていたので、ベースの音は普通に知っていますが、こんな音ではない。

明らかに、調整がずれている。

まあ聴いてください。

その次が私の。
私のは、24bit/96Khzで録ったものを、mp3にコンバートしたのち、Youtubeにアップしたもの。
音声のみでもアップできます。笑


 

 
再生音の感じが違うのは、録音時のサンプリングレートが違うせいでしょう。
あちらは確か、AACで録っていたはず。

 
どうです?

こう比べると、もう楽器の音が違いますし、なんか、全体的に音がゆがんでるような感じしますが、どうでしょう。

今まではこの方のシステム、纏まっているなあ、って思っていましたが、ちょっと今回は粗が見えてきましたね。
これ多分、今回使ったプリのせいでしょうね。

岩崎氏の解説にあるように、このプリ、入力された音を、ストレートに出しているんだと思います。
そのため、この方のシステムの粗が見えちゃった。

まあ、今回、私ちょっとカチンと来ているのは、この方が使った”Walz for Debby”の例のライブのレコード、コテコテの日本盤ですし、CDも正規のものではなく、クールジャズだかなんだかのオムニバス物に入っているもの。

この方、音源に無頓着だなと、しかも、デジタル舐めてるなと。

大体、オーディオを「押し出し感」でしか語れないようでは、ベイシーサウンドなんて、夢のまた夢ですよ。笑

 

私は今のシステムで、50、60年代のジャズ、当たり前に鳴らすつもりでいますからね。

まっ、ジャズオーディオしかやっていない人たちには、解らないでしょうけどね。

 

とは言っても、私の音もまだまだですが、まあ、とりあえず、音、アップしていきますので、オーディオやる上での参考にしていただければ嬉しいです。
前にも言いましたが、反面教師としてもね、聴いていただければいいと思います。

 

最後に、上の音のWAVものです。

“Walz for Debby”

 
“Milestone”も。

 

であれば、そろそろ録音機器、まともなものにしないと駄目ですよね…

こんな音じゃ、本当は、ないんですよぉ~。

 

 

 

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2 Comments

  1. KT says:

    こんにちは。

    ご批評、有難うございます!!(^^♪
    仰っておられる事、当たっているだけに何も言えません。
    あ、勿論、皮肉とかではないですよ~!!(笑

    こういう、忌憚のないご意見が戴ける内が花、だと思っておりますので・・・。(#^.^#)

    今週は少し時間が取れそうなので、もう少し頑張ってみますね!!
    またどうぞ宜しくお願い申し上げます。\(^o^)/

  2. gutsy says:

    KTさん、

    こんにちは。

    いや~、私のブログなんぞには、もういらっしゃらないものと、好き勝手書いていました…
    失礼いたしました。

    ただ、記事の内容は、僭越ながら、本心です。
    個人的には、お互い、人生かけた趣味の話に、社交儀礼はなしでいきたいと思っておりまして…

    KTさんは、ベイシーサウンド直系の方直伝のノウハウをお持ちなわけですので、頑張っていただきたいと思っております。

    当然、ベイシーサウンドがどんな音か、話はたくさんお聴きでしょうが、私が聴いた印象は、全盛期の音は知りませんが、ベイシーの音はハイファイでオーディオ的にしっかりつめられている、ということ。
    それと、感動したのは、シンバルとピアノです。あれは、レコードには入っていない音でしょうね。
    ピアノは、店のピアノが鳴っていると錯覚した時もありました。

    そこにいる!ってレベルではないですね。笑

    私はズルして違うことやってますが、KTさんは継続中ですので、ある意味羨ましいです。

    こちらこそ、今後とも、よろしくお願いいたします。

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