クライバーの”運命”は、こんな感じ… で、いいのか…?

これも言わずと知れた名盤、と言うか人気盤ですね。

定番というやつ。

DSC_0820

正直、最近はめっきり出番がなくなっていましたが、以前は、前回のムラヴィンスキーのチャイコ同様、結構なヘビロテ?でした。

ただ本当に、この手のグラモフォンの音って、ちゃんとなっているのかどうかが、良く分からない。笑

調整するたびに音が変わって、だから演奏も変わってしまい、だからその評価も変わったりして。

私のこの演奏の最終評価は、意外に真面目で地味で堅実な演奏。
言うほど大したことない、かな。

で、今回聴いてみて、意外に真面目で地味で堅実な演奏という印象は変わらないですが、やっぱり、この頃の演奏家は違うなと思い知らされたのが、演奏のエネルギーです。
音楽を演奏することを通して、この作品を再構築していくと言う、演奏への集中力ですね。

演奏が荒々しいとか、元気がいいとか、と言うことではなくて、一音一音全てに意味がある。

何のためのフォルテか、何のためのクレッシェンドか。

この演奏、当時は斬新、とまではいかないにしても新しい解釈の新しいベートーヴェン演奏、のような評価だったように思うのですが、今こうして聴くと、ドイツ的ではないにしろ、真正面からベートーヴェンに対峙している、そう思います。

 

このCDのオーディオ的再生のポイントは、オケが団子にならず、内声もしっかりハーモニーとして再生できているか、弦楽に演奏の持続的なエネルギーがあるか、コントラバスがこもって重くならないか、金管が煩く飛び抜けていないか、とかですかね。

 
【再生装置】
 CD Drive: MATSHITA SW-5583
 Audio Interface: FOCUSRITE  Saffire Pro 26i/o
 DA Converter: PRISM SOUND DA-1
 Power Amp: HEGEL H4A Mk2
 Speaker: DYNAUDIO Contour S5.4

【録音マイク】
 ZOOM Q2HD付属 

 
どうぞ。

 

第一楽章

第二楽章

第三楽章~四楽章

 
もう、あれですね、少なくなくとも、スカラで聞いていたころより格段に、その再生能力は上がってます。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですが、とりあえず現状では再生はまあ、とりあえず良いとしましょうか…

 

と、言いたいところですが、本当にこれでいいのかな、と…

 

クラシック再生で重要なのが、まあ、何と言っても、ホールの響き。

このホールの響き次第で、オケの音、楽器の音、変わりますからね…

幸い、ソフトには、どこのホールでの演奏が明記されていますから、録音の仕方で音は変わるとは言え、必ず共通の響きってあるでしょうし、その片鱗は、必ず情報として入っているんだと思うんですよね。

スカラ使ってた時は、この辺の再生は諦めていましたが、もう、無視できません。

ちゃんと、再生しなくては、ね、いけません。

 

で、聴いていただいた、クライバーのこの演奏、どこのホールかと思いきや、スタジオ録音らしい。笑

なんじゃそりゃ。笑

ウィーン、って書いてあるから、てっきりムジークフェラインザールかと思ってましたが…

まあ、前回のムラヴィンスキーは正真正銘ムジークフェラインザールでの演奏の様ですからね、この点に関しては、もうちょっと時間をかけて、ホールを意識して聴いて判断しなくてはいけないでしょう。

 

 

要検討です。

 

 

 

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