Archive for January 8th, 2018

年頭に、思う、フィギュアのこと…

明けまして、おめでとう… とは、言えませんが、年が明けてだいぶ経ちまして、今日は成人の日ということで… 今年もよろしくお願いします。   ということで…   今、2018年の初めに、フィギュアについて思うこと、それは、2017年のフィギュアのこと、です。 まあ、別にたいそうなことではないんですが、ここのところ、といいますか、フィギュアスケートはスポーツなので、当たり前と言えば当たり前なんですが、で、数年前からそうなんですが、フィギュアスケートの試合では、失敗しない、特にジャンプを失敗しないことが、実際の演技内容より、重要になってきている、ということです。もっといえば、ジャンプ失敗しないと、その実際の演技内容も、評価される。PCSですね。 まあ、こんなこと、フィギュアファンの常識、ではあるんですが、ノーミス演技が何試合か続いていくと、その選手の評価が底上げされ、PCSが、各項目一点以上アップされる。7.00だったのが8.00に、各5項目アップされるわけですから、フリーでは、1×5×1.6 で、8点アップされるわけですよ。笑 まあ、これについては、昨年の記事にも書いてきましたが、8点て、ジャンプミスどころか、3回転1個、跳ばなかったって、OKっていうことですよ。笑 おつりが来る。笑 これって、ホント、酷い話ですよ… ちなみに、まあ、改めて思ったんですけど、PCS欄の右にある平均値、あれ、実際の得点じゃないですからね。   まあ、右の数字足して言っても下の合計にはならないですからね。 つまり、例えば上の、全日本の、宮原選手のフリーで、PCSの一番上のSSの平均値9.21。 実際の得点は、×1.6ですから、14.736ですからね。笑 で、同じようにやっていくと Skating Skills 14.736 Transitions 14.576 Performance 14.80 Composition 15.2 Interpretation of the Music 15.088 実際は恐らく、五項目の各ジャッジの得点に×1.6したものの平均値を出して、それを5つ、足していると思われますけど… そういうことが、見てもわからないスコアー。 少なくとも、各項目に係数が1.6って記載されているんですから、右の平均値には、×1.6した実際の数値、得点を明記すべきだと思いますけどね。 何でしないんでしょう?? 何か、隠してるんですかね??? これまでは、何試合か、続けて、ノーミス演技して、この選手は、ミスしない選手、っていう、格付けされて、段々と、PCS上がっていくっていう感じだったんですが、今はもう、その試合で、ジャンプノーミスだと、すぐPCSも高得点。 その選手の本来の演技の出来、実力よりも確実に各項目1.00アップされてますね。 その良い例が、坂本選手の得点ですし、先の全米の1位の選手。 あんな、ジャンプミスしないで演技終えました、ってだけの表現ゼロ、個性ゼロのジュニア以下の選手が、全米女王だの、オリンピックだの、非の打ち所がないなどと、バカマスコミが直ぐちやほやする、今のフィギュアスケートって、ご承知のとおり、もう、スポーツ競技ではないです。つまりそれは、表現が出来ていない選手が多いとか、そういう話ではなく、審査基準が曖昧で、一貫性がなく、不公平、不公正、そしてそれに対し無自覚、無反省、自己浄化能力、システムの欠如。そしてそれに加え、マスコミ、ファンの無批判、無思考、無感情な、精神構造の硬直化、も、フィギュアが競技としては終わっている、ということの、証でしょうね。 フィギュアを報道している記者はあれ、スポーツ記者じゃないです。 あれ、芸能記者。 試合の結果報道しようがなにしようが、フィギュアスケートに対する姿勢、あれは、芸能記者でしょうね… 実際の演技を観ないマスコミ。 観ても分からないマスコミ。 最近思うのは、フィギュアファンを自称している人の半分、いやそれ以上、は、もしかしたら、私が考えているようには、実際の演技の良し悪しがわかっていない、のかなって、ことです。 勿論、世界中色んな人いますから、それぞれ見方が違うでしょうし、それぞれレベルもありますから、いいんですけどね… 大会で、今まで考えられなかった選手が、突如、名選手になっている、そしてそれを何の疑いもなく受け入れて浮かれている、マスコミと、フィギュアファンたち… そんな採点、そんな光景に接するたびに、そんなことをずっと考えてた、2017年でしたね… っていう風に、今、思うわけです。 自分たちの実力、成果が評価される、大会の審査がそうなんですから、当然、選手たちは、ノーミス、ジャンプさえ失敗しなかったら優勝だ、なんて、単純に思うのも当然です。 揶揄しているわけでも、大げさに言っているわけでもなく、本当に実際、そういう採点がなされている、ってところが、フィギュアスケートの、恐ろしいところですよね… もし、そうやって、ジャンプさえミスしなければ、っていう風に、フィギュアスケートの演技を、簡単に、単純に思うような選手ばかりでしたら、それこそ、フィギュアスケートは終わりですが、実際は、そんな選手ばかりではありません。 そういう選手がいる限り、フィギュアスケートは死なないと思います。 私は、選手のみんなに言いたいです。 […]

Monday, January 8th, 2018