年頭に、思う、フィギュアのこと…

明けまして、おめでとう…

とは、言えませんが、年が明けてだいぶ経ちまして、今日は成人の日ということで…

今年もよろしくお願いします。
 

ということで…

 
今、2018年の初めに、フィギュアについて思うこと、それは、2017年のフィギュアのこと、です。

まあ、別にたいそうなことではないんですが、ここのところ、といいますか、フィギュアスケートはスポーツなので、当たり前と言えば当たり前なんですが、で、数年前からそうなんですが、フィギュアスケートの試合では、失敗しない、特にジャンプを失敗しないことが、実際の演技内容より、重要になってきている、ということです。もっといえば、ジャンプ失敗しないと、その実際の演技内容も、評価される。PCSですね。

まあ、こんなこと、フィギュアファンの常識、ではあるんですが、ノーミス演技が何試合か続いていくと、その選手の評価が底上げされ、PCSが、各項目一点以上アップされる。7.00だったのが8.00に、各5項目アップされるわけですから、フリーでは、1×5×1.6 で、8点アップされるわけですよ。笑 まあ、これについては、昨年の記事にも書いてきましたが、8点て、ジャンプミスどころか、3回転1個、跳ばなかったって、OKっていうことですよ。笑 おつりが来る。笑

これって、ホント、酷い話ですよ…

ちなみに、まあ、改めて思ったんですけど、PCS欄の右にある平均値、あれ、実際の得点じゃないですからね。


 
まあ、右の数字足して言っても下の合計にはならないですからね。
つまり、例えば上の、全日本の、宮原選手のフリーで、PCSの一番上のSSの平均値9.21。
実際の得点は、×1.6ですから、14.736ですからね。笑

で、同じようにやっていくと

Skating Skills 14.736
Transitions 14.576
Performance 14.80
Composition 15.2
Interpretation of the Music 15.088

実際は恐らく、五項目の各ジャッジの得点に×1.6したものの平均値を出して、それを5つ、足していると思われますけど…
そういうことが、見てもわからないスコアー。
少なくとも、各項目に係数が1.6って記載されているんですから、右の平均値には、×1.6した実際の数値、得点を明記すべきだと思いますけどね。

何でしないんでしょう??
何か、隠してるんですかね???

これまでは、何試合か、続けて、ノーミス演技して、この選手は、ミスしない選手、っていう、格付けされて、段々と、PCS上がっていくっていう感じだったんですが、今はもう、その試合で、ジャンプノーミスだと、すぐPCSも高得点。
その選手の本来の演技の出来、実力よりも確実に各項目1.00アップされてますね。
その良い例が、坂本選手の得点ですし、先の全米の1位の選手。

あんな、ジャンプミスしないで演技終えました、ってだけの表現ゼロ、個性ゼロのジュニア以下の選手が、全米女王だの、オリンピックだの、非の打ち所がないなどと、バカマスコミが直ぐちやほやする、今のフィギュアスケートって、ご承知のとおり、もう、スポーツ競技ではないです。つまりそれは、表現が出来ていない選手が多いとか、そういう話ではなく、審査基準が曖昧で、一貫性がなく、不公平、不公正、そしてそれに対し無自覚、無反省、自己浄化能力、システムの欠如。そしてそれに加え、マスコミ、ファンの無批判、無思考、無感情な、精神構造の硬直化、も、フィギュアが競技としては終わっている、ということの、証でしょうね。

フィギュアを報道している記者はあれ、スポーツ記者じゃないです。
あれ、芸能記者。
試合の結果報道しようがなにしようが、フィギュアスケートに対する姿勢、あれは、芸能記者でしょうね…

実際の演技を観ないマスコミ。
観ても分からないマスコミ。

最近思うのは、フィギュアファンを自称している人の半分、いやそれ以上、は、もしかしたら、私が考えているようには、実際の演技の良し悪しがわかっていない、のかなって、ことです。
勿論、世界中色んな人いますから、それぞれ見方が違うでしょうし、それぞれレベルもありますから、いいんですけどね…

大会で、今まで考えられなかった選手が、突如、名選手になっている、そしてそれを何の疑いもなく受け入れて浮かれている、マスコミと、フィギュアファンたち…
そんな採点、そんな光景に接するたびに、そんなことをずっと考えてた、2017年でしたね…

っていう風に、今、思うわけです。

自分たちの実力、成果が評価される、大会の審査がそうなんですから、当然、選手たちは、ノーミス、ジャンプさえ失敗しなかったら優勝だ、なんて、単純に思うのも当然です。
揶揄しているわけでも、大げさに言っているわけでもなく、本当に実際、そういう採点がなされている、ってところが、フィギュアスケートの、恐ろしいところですよね…

もし、そうやって、ジャンプさえミスしなければ、っていう風に、フィギュアスケートの演技を、簡単に、単純に思うような選手ばかりでしたら、それこそ、フィギュアスケートは終わりですが、実際は、そんな選手ばかりではありません。
そういう選手がいる限り、フィギュアスケートは死なないと思います。

私は、選手のみんなに言いたいです。

失敗しても良い。
転んでも良い。

そんなことより、音楽に、振付に、そしてそれに合わせた衣装に、誠心誠意、答えようっていう、その気持ちが大事なんだ、って。

実際、フィギュアの演技で、ジャンプ失敗しても転んでも、演技そのものの良し悪し、選手が演技に込めた想いの深さには、殆ど、影響ないです。
少なくとも、私は、そうです。

ジャンプで転んだら、その選手は、表現力ないんでしょうか?
曲の解釈できていないんでしょうか?

そんなこと、ないですよね。

勿論、競技として、大会として、失敗は許されません。
今でも、フィギュアスケートの審査は、技術的な失敗とそれ以外を別に評価するシステムなはずですが、それが全く機能していない。
でも、観る私たちは、そんな評価と同じように選手たちを見る必要が、どこにあるんでしょう?
しかも、技術的な失敗とは関係ないところでも、演技を楽しめる、それが、フィギュアスケートなんですから、ね…

体操競技とは違う…

 

失敗を恐れないで欲しい。

選手のみんなには、そういいたいです。

 

そして、だからこそ、そういった演技と技術の美しさが一致したとき、

 

フィギュアは、これ以上にない、他に代わるもののない、素晴らしい、スポーツになるんでしょうね…

 
 

そう、思います。

 

 

 

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