Archive for the 'ディナウディオ' Category

ディナウディオで、ロリンズのあれ… vs スカラ

ディナウディオ納品前にスカラで聴いたロリンズのあれ、You Don’t Know What Love Is を現代スピーカー、ディナウディオS5.4ではどうなのか、皆さんと確認してみましょう。   一般に、この手のコアなジャズサウンドには縁遠そうなディナウディオですが、この辺はなるのか?? ブレイキーのモーニンは聴きましたが、ロリンズのこれは、音違いますからね。 しかもワンホーン。 か細い音なんか出したら、出だしで即アウトです。   収録されている信号をそのまま聴く、っていうオーディオやっているので、出てきた音がオリジナルの音だ、とは言え、しょうもない音出たらどうしようって、正直怖かったです… まあ、こうして聴いてもらおうというのですから、私自身、悪くない音だったと思っているわけですが… おまけに、次のトラックのStrode Rode も録っていますが、曲の初っ端音が途切れていますが、これはプレーヤーのバッファ値が低すぎるためです。 お聞き苦しいかと思います。あらかじめご了承願います。 また、最後動画終わるとき、録音ボタンを押すとき盛大なノイズを発生させてしまっていますので、最後、気をつけて、驚かないでください。   Dynaudio S5.4   Klipsch la scala     やっぱりディナウディオは付帯音がないですね。 本当にロリンズのテナーだけを聞いている感じで、だからか、細かい音も自然に聴き取れる。 そういえば、納品の時、つなげた最初の音を聴いた時のお店のスタッフの方の第一声が「癖がない。付帯音がないね…」でした。 スカラの方は、こうやって比べると、大雑把ですねぇ~。しかも結構、濃厚。 それだけ聴いていたときはそれほど感じなかったんですが、細かい音があまり出ていない。 でも、音が出てないわけではなく、しっかりした骨格を持って出してくるし、それに音が飛んでくる。 ベースなんかこんなに飛んでたんですね… 雰囲気もあるし、これはこれで、生々しいともいえる。   ただこの低音、ボンついてはいるけどね…   このままではスカラの出番がなくなってしまいますが、恐らくやるとすれば、マルチでしょうね。 スカラでマルチ。 実は前から考えてはいましたが…   状況は整いましたから、いずれは、ですね。   それにしても、ディナウディオで聴くブルーノート、悪くないです。   所謂、中域の張ったジャズサウンドではない、ジャズも良いですよ。      

Wednesday, May 6th, 2015 

一関ベイシー vs ディナウディオ S 5.4 vs スカラ “BLEE BLOP BLUES / COUNT BASIE “ と考察

やっぱりこれはやらないと駄目でしょうね。 一関ベイシー vs ディナウディオ S 5.4 vs スカラの時は、結構、どうだ!!!と言う感じでいましたが、まあ、今回はもう対決と言う感じではないです。 ただ、スカラやベイシーの再生音とはサウンドの印象が結構違うので、ちょっと戸惑ったのも事実。 明らかにレコード再生とCD再生の違いですね。   まずは、一関ベイシーの音をもう一度。   いいですね~   で、問題の今の私んちの音。 ディナウディオS5.4   どうだ!!!!!!笑   明らかに周波数バランスが違っていますね。 私のシステムはプリアンプもありませんし、イコライジングは一切していませんので、基本的には私の音のバランスがどちらかといえばオリジナルに近いはずです。 ただ、ベイシーのバランス取りは、単に上伸ばした下伸ばした、と言うものではなく、楽器の本来持っているであろう音色、かな、それを整理する作業のように思います。 このレコードの録音は1961年で、実際は解像度が高く、比較的鮮やかな音のようですが、ベイシーの音はそうではありませんよね? 厚みがあって、正に、空気の塊で押して来る、というベイシーサウンドを再現しています。 実際スネアの音はもっと高域成分が多く、パンって言う感じですが、ベイシーのは、バーン、ダーンです。 作り直している。 で、ベイシーの凄いところは、それでいて、ハイファイなサウンドだ、と言うことです。 ああやって空気の塊のような音を出しておきながら、細かい音がしっかり出ている。 高域も実は出ている。 音ににじみがない。   これは凄いです。   正直私のディナウディオの音は、デジタルとアナログ、CDとレコードの違いがあれど、そこそこ頑張っていると思います。 現代のスピーカーで細かい音もしっかり出ている私の音を、そうやって細かく聴くのと同じように聴いても、ベイシーの音は遜色なく、ハイファイです。   私がベイシーが凄いと思うところの一つは、こういうところですかね…   ただ、一つこの動画に問題があります。 それは、この動画の音が、DSD録音だ、ということです。 だから、このシリーズの動画は大変ありがたい動画ではあるんですが、みんなどこか、マッタリしてませんか? ベイシーのBasieはもっと歯切れが良く勢いがあります。 もっと豪快です。 この動画の音のように、横にダラっと流れていくような感じではありません。 音に、演奏に頂点がある。 だから、今回の動画に限っては、音の勢いに関しては、ディナウディオに軍配でしょう。 このレコードのハチャメチャな感じは、私の音の方が出ていると思います。   本来、そんなはずないですから。   Youtube見てたら、こんなのありましたので、参考に。 この「Baisie at Birdland」を蓄音機で再生したものです。 […]

Monday, May 4th, 2015 

ヘレンなう。

ディナウディオ納品直前に、スカラでも聴いたヘレン・メリルの”Don’t Explain”。 ディナウディオでも、良い…   HELEN MERRILL with CLIFFORD BROWN Don’t Explain  DYNAUDIO S5.4   否みに、スカラはこんな感じだった。 Klipsch la scala   こうやって自分の装置で比べて聴くとスカラの限界とスカラなりのよさが解ります。 ホーンドライバーの持つ押し出す力によって、独特なな語り口でこちらに問いかけてくる。 ドライバーの磁力とホーンロードで圧縮された空気が、信号だけではない、音を生き生きとさせてくれる。   でも私は、今、ここに聴けるような、虚飾を排した中で初めて聴ける、等身大のヘレンを聞きたいと思うわけです。      

Monday, May 4th, 2015