あぁ~、聖子だ… ”SEIKO COMPLETE BIBLE”
松田聖子「Complete Bible」
正式名は、『Complete Bible 〜Seiko Matsuda All Singles Collection〜』。
色々調べた結果、1996年発売のこのコンプリート盤までが所謂デジタルリマスターをしていないようで、この際コンプリートを買っちゃえと言うことで、買っちゃいました。
中古ですが、研磨していますし、極上に綺麗と言うわけではありませんが、ブックレットは綺麗で、我が青春の証として、宝物が出来たな、と言う感じ。
大げさか…笑
で、何より嬉しいのが、さっきwikipediaで確認したら、オリジナル・マスター音源を使用と言うことですから、と言うことは恐らく、マスターテープから起こしていると言うこと!!(そうとも限らないですけどね..)
実際、音が良い!!!
音が良い、と言うのはつまり、これぞアナログ録音の音だ、と言うこと。
アナログデーターを丁寧に素直に、デジタルにした。
マスターにある聖子を出来るだけそのままに、壊さずに、丁寧にやさしく、そして淡々と、ディスクに収めてくれています。
余計なことしないでね。笑
装丁を観てください。
この、日本を代表するアイドル歌手への愛と尊敬に満ち溢れた、当時のソニーのスタッフの想いが一杯詰まった、つくりしてます。
単なるBOXではない。
当時はこういうことは自然となされていました。
音もそう。
今じゃ、1曲ごと250円でバラ売り配信?笑
今後、どんな形の端末が出てこようが、それで何しようが、例えば音楽の配信、ダウンロードが当たり前の時代に生きている今の若い連中の作る世界は、少なくとも私が住む世界ではないですね。
その時代は、その時代なりの人間で構成されるから破綻はしないけど、そこに生きる人間は確実に劣化している。
その住む国も劣化していく。これ、世界共通。
江戸時代の人たちから見たら確実に今の私たちは劣化しているのに、この世よりも、さらに、この先確実に劣化していくんだから、ね…
やだね…
ま、そんなことは置いといて、折角なのでSweet Memories だけ聴き比べてみましょうか。
「SEIKO STORY~80’s HITS COLLECTION~」
「Complete Bible」
「Ballad~20th Anniversary」
「SEIKO STORY ~80’s HITS COLLECTION~」も、これだけ聴いていれば、こんなものかと思いますよね。
帯域の分離がいいから、今風のハイレゾっぽい音で。
でも、「Complete Bible」聴いた瞬間、あぁ~って感じじゃないですか? 情報が丁寧に再生されていて、しなやかで。
その一方、今まで聴いてきた「Ballad~20th Anniversary」は、録音レベルが少々高かったせいもあるでしょうが、「Complete Bible」と比べると、硬いと言うか、骨太と言うか、音に勢いがありますね。
テンションが高く、この曲のゆったり感があまりない。
それにしても、この一連の記事のきっかけになった「オーディオ三國無双 猛将伝 Ⅱ -不死鳥伝説-」さん。
あの「SEIKO STORY~80’s HITS COLLECTION~」の聖子聴いておかしいと、思わなかったんですかね…
動画にして圧縮してお聞きいただくと解りづらいかもしれませんが、実際、結構、違うんですよ…
日ごろポップスをお聴きにならないからなのかと思いますが…
私がビートルズ聴くって言って、ベスト盤の「1」で済ましてしまうのと同じで、こんなものでいいかと。笑
個人的にはレビンソンがね… と言う感じです。
レビンソンは、どこに入れても、サウンド全体がレビンソンになっちゃうから、ね…
それにレビンソンは、Jポップの音じゃない。
「洋」専門。
ま、それも置いといて、
折角なので第2弾、「Complete Bible」のCD1をどどっと聴きましょう。
デビュー曲から、シングルのA面、B面が交互に入っていますので、基本A面を、とB面を少し。
1.裸足の季節
3.青い珊瑚礁 3:50
5.風は秋色 7:31
6.Eighteen 11:40
7.チェリーブラッサム 15:00
9.夏の扉 18:24
11.白いパラソル 21:54
13.風立ちぬ 25:25
14.ロマンス 30:00
「青い珊瑚礁」と「風は秋色」の、「Complete Bible」との比較は、こちらでどうぞ。
それにしても、「チェリーブラッサム」って、名曲。
いや、「夏の扉」か…
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