CD vs ハイレゾ について考える
今回比較のため購入したクライバーの運命は、24bit/96KHzと言うことになっていますが、これ恐らく、DSDデータからのマルチビット化だと思います。
というのも、以前ブルーレイ・オーディオについて、ユニバーサルに聞いたとき、以前にSACD化してDSDデータがある場合、それを使った可能性はあると言っていたので。
このクライバーの運命は確かSACDになっていたはず。
ですので、元データーはアナログマスターからDSD、つまり1ビットリマスターされたもので、それを24bit/96KHzにしたものではないかと思います。
ただ、これは推測ですので、今e-onkyoに聞いているところです。
どちらにしろ、ファイル容量が3倍近く違う、つまり情報量がまるで違う音楽データ同士の比較ですから、常識で考えればもう当然、ハイレゾの音のほうが良いに決まっています。
聴くまでもない。
でも聴いた結果はどうでしょう?
確かに私は96KHzと言う環境では聴いていないので、断定はできません。しかし、私にはどう聴いてもCDから私がリッピングしたものの方が良いですね。
皆さんはどうでしたか? なんて聞いても、実際記事を読んでくれた人の3分の1しか音聴いていませんからね。まあ、聞いても無駄ね。笑
ただ、聞いてくれたひとのために、比較してどう違ったか、あげてみると、
1.全体的な音量。CDの方が大きかった。
2.フォルテの違い。CDの方が明確。
3.オーケストラの音色。CDの方が色とその変化を感じた。
4.ソロ楽器の鳴り方。CDの方が粒立ち良く、その音色も明瞭だった。オーボエ。
5.演奏の全体的な印象。CDの方が表情が豊かで起伏があり勢いがあった。
まあ早い話、今回のハイレゾのクライバーは聞く価値なし、ってことですが、私の印象としては、じゃあ、しっかりハイレゾの方をそれに見合った環境で聴いたとしても、果たして今あげたことが解消されるかって言えば、そういう類の違いではないように思いますね。
今回のクライバーの音源での話ですが、ハイレゾと言うことでCDの3倍ものデーターが収録されているとしても、問題は、どんなデーターが入っているか、ってことです。
私の聴いた限り、情報量の多い少ないの問題ではなく、入っているデーターが違う。
純粋にマルチビット同士であれば、明らかにサンプリングが高ければ高い方が良いです。そういう要素はたくさんあります。それは私もブルーレイで確認してますし、市販のハイレゾファイルでも、マルチビット物を購入して確認してます。
しかし、今回の運命に限ってはそういう違いじゃあない。
上の私の印象を、マルチビットだから、とマルチビット固有の特徴と言う人がいるかもしれませんが、マルチ、1ビット云々の前に実際のオーケストラ演奏ってどういうものかってことです。勢いのあったあのクライバーの名演とされている演奏として、実際のオーケストラのフォルテッシモってどうかってことです。
そう考えると、この運命は、やっぱりDSDから起こしてるのではないかと思うわけです。
折角なんで、全曲あげときます。
聴かないだろうけど。笑
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