バイナリ一致、でも音が違う。不思議だ…
私が時々伺うサイトで「ダークサイドへようこそ」というサイトがございまして、恐らくオーディオでブログとか良くご覧になる方でしたら皆さんご存知なのではないでしょうか。そう、JBLのユニット群で組まれた巨大ピーカーをマルチで鳴らされている方です。
この方、PCオーディオも頑張っていらっしゃいます。
で、その記事にバイナリについて触れられていたので、自分でもその辺確認しておいた方が良いかな、と思いちょっと調べてみました。
つまり、日頃ドライブによって音が変わることを当然のように話していますが、果たしてバイナリはどうなっているのか?バイナリ一致していてもドライブごとに音は違うのか?一般的にはドライブごとに音が違うことは知られています。また、CDデータとのバイナリ比較は散々行われてきていますが、違うドライブでバイナリが一致したデータの音は果たして同じなのか、やはり違うのか?についての考察はあまり聴いたことないので、まあ良いかもしれませんね。
まあ、考察といっても、ただ違うドライブでリッピングしてバイナリの一致したファイルを聞いていただくというものですけどね。
使用したドライブは私が常用しているPHILIPS CDD3610/85、PLEXTOR PX-W8432Ti、とPC付属の Hitachi-LG Data StorageのHL-DT-ST DVD-RAM GSA-H58N。
聴いていただく曲は
①松田聖子 赤いスイートピー
②リンダ・ロンシュタット What’s New
③五嶋みどり 愛のあいさつ(エルガー)
④リーナ・ニーベリ Here, There and Everywhere
⑤レスピーギ ローマの松からアッピア街道の松(ライナー/シカゴ響/XRCD-SHM)
ただ、PLEXTOR PX-W8432Tiは途中で調子悪くなって使えなくなってしまったので、赤いスイートピーのみの使用です。ですからほとんどPHILIPS CDD3610/85とHitachi-LG Data StorageのHL-DT-ST DVD-RAM GSA-H58Nの比較になってしまいました。
PHILIPSとPLEXTORはPC内に設置せず、電源は別。LGの方はPC内に設置し通常通りPC内の電源を使用。
バイナリ一致を検証するソフトは当初「音くらべ」というソフトのみ使うつもりでしたが、他にも色々あるので試しにやってみたら、「音くらべ」で一致とされたものでも完全一致ではないものがあり、もう2つのソフトでも検証してみました。「バイナリ比較Bn_Cmp」と「CmBinこんばいん」です。
結果としては、
①赤いスイートピー:完全一致
②What’s New:完全一致
③愛のあいさつ:99.9%一致
④Here, There and Everywhere:完全一致
⑤ローマの松:完全一致
となりました。
つまり、今回お聞きいただく音は、異なるドライブでリッピングしたWAVファイルであり、それぞれのファイルフォーマット内に2進法で記述されているデータであるバイナリデータが完全一致或いは99.9%のレベルでほとんど一致しているファイルの音である、ということです。
各音源のそれぞれのソフトでの検証結果画像。
④Here, There and Everywhere:完全一致
⑤ローマの松:完全一致
こんな感じです。
では、お待たせしました。
今回はMP3に圧縮せず、WAVで聞いていただこうと思いますので、ブログには貼り付けないで、BOXというクラウドサーバーに置いたものを聴いていただきます。
最近凝ってますが(笑)、ジャケットをクリックするとそれぞれの音源に飛びます。
今日はとりあえず聴いてください。
微妙かもしれませんが、音違います。
ファイルスペックは、16bit-44.1KHz です。
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