やはりピアニストはピアニスト…アシュケナージの “ラフマニノフピアノ協奏曲第3番”

今日はアシュケナージのラフマニノフを聴きます。

 

 

ピアノ協奏曲第3番

心のお優しい、ロシアのおじ様、アシュケナージのピアノは、刺激でもって聴くものを圧倒するようなことはせず、奇をてらうところがなく、暖かく包み込まれる安心感があります。でも、とても熱くてね.. 私は好きです。

今日聴く盤は、最初LPで聴きましたが、その音の深く、瑞々しい響きに感動したものですが、どうもプレーヤーの調整ができていなかったらしく、一番大事な最終楽章41’50″あたりからビビリ初め、弦楽の感動的なカンタービレが盛り上がるにつれ不安は増していき(笑)、この曲最大山場42’55″に金管の強奏で完全に音が割れてしまい、感動で満たされるはずが、心にぽっかり穴が開くのでした・・ そういう意味ではCDで聞くことで一番恩恵を受けた盤かもしれませんね。

今こうして、プレーヤーを貼り付けてお聴きいただいていますが、どうもこれは所謂「ストリーミング再生」ではなく、ダウンロード再生のようです。ですから、ご自身のネット環境にもよりますが、再生ボタンを押してからダウンロードされ再生が可能になるまでお時間をいただくことになります。で、再生されたとしても今回のように40分以上のファイルになりますと、途中で再生をやめダウンロードが始まりますので、最初の1分くらいはボリュームをOFFにしてある程度ダウンロードされてからお聴きいただくと良いかもしれません。まあ、よくある不便な、あんな感じです。(笑)

そんなんですから、楽章ごとにするつもりが今回は1ファイルにしてしまいまして、不便うをおかけします。

 

ストリーミング考えなければ・・

 

【ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30】

【Personal】
ヴラディーミル・アシュケナージ(p)、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、指揮:ベルナルト・ハイティンク、1985年5月,Decca

【Take】
1.第1楽章: Allegro Ma Non Tanto
2.第2楽章: Intermezzo (Adagio)
3.第3楽章: Finale (Alla Breve)
 

 

この頃は、このくらいの普通に良い演奏が多かったように思います。Deccaの音も大変素晴らしく、コンセルトヘボウの深く淡く包み込む響きを良く捉えています。

アシュケナージの指揮で良いのはやはりラフマニノフの交響曲第2番のあの演奏でしょうね。ピアニストで指揮をやるのにろくな指揮者がいないと以前書きましたが、アシュケナージは成功している方だと思います。でも彼はピアニストです。指揮者する必要なんかありません。二股は所詮どちらかが道楽で、最悪どっちも道楽で終わります。(笑)
ああ、それにしてもパリ管の主席指揮者やってたエッシェンバッハ、この人才能なかったなあ~  また思い出しちゃった。

と、忘れてはいけない、ハイティングの頭抜けたバランス感覚とコンセルトヘボウ管の抜群の合奏力。この有機的な演奏、録音の年から約30年たった現代の演奏家に、果たして可能かどうか・・ スマホ弄っている場合ではないと思うけどね・・

 

 

 

 

★PC音源はメインシステムで聴きましょう。

 

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