ちょっと安心の新葉のシェヘラ 2016ジャパンオープン

2016 ジャパンオープン終わりましたね。

昨年は確か、浅田選手の復帰戦でしたので、真央一色でした。

が、今年はそういうのがなく、代わりに樋口選手のシニアへの国内メジャーデビュー戦になりました。

その樋口選手のフリーの演技、「シェヘラ」は、先のロンバルディア大会では、ちょっと期待はずれだったので、今回もあまり期待していませんでした。

が、まあ、成績は116.99ということで、駄目だったんですが、さすがに初戦とは動きが違っていて、まあ、こんな感じなら大丈夫かな、と言う感じでした。


Wakaba Higuchi – 2016 JO FS 投稿者 japanskate
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初戦のロンバルディアの方も見返しましたが、やっぱり、初戦ということもあって、今見ると手探り状態だったんだなあ、思いました。
それと、もしかしたら、あのリンク、狭かったのかもしれませんね。
そんな感じのスピードの出し方だったように見えました。

今回は、自分自身も、シニア選手として、国内デビューですから、気持ちもノッて、充実していたんだと思います。
あれほど、シニア行ってからの表現力を意識していたんですからね。

とは言っても、振り付けの出来の悪さは変わりませんが、ただ、今までの歴代のシェヘラと盛り上がりがイマイチなのは、使用した部分が、第一楽章だからでしょうね。
大抵は、最終楽章の盛り上がるところを中心に使うんですが、例えば、直近のポゴリヤラ選手のシェヘラはそうでしたね。これぞ「THE シェヘラ」という感じで。
でも樋口選手のは、第一楽章ですから、最終楽章より静かですし、どちらかといえば、この曲の中心テーマになる、シャリアール王の主題と、シェヘラザードの主題がしっかり描かれた楽章ですから、そういう意味では華やかな盛り上がりを期待すると、肩透かしになるのも当然か、とも思いました。

ただちょっと、冒頭のヴァイオリンソロのシェヘラザードの主題の繰り返しがくどかったですね。
あそこはもうっちょっと別の展開が欲しいところでしたね…

っでもまあ、そういう意味で、振り付けたスカリは、多分、今までのシェヘラとは違う魅力を出そうと工夫はしていますので、それは評価していいのかなあと、思いました。

でも、どうも余計な振りが多くて、これ!っていう、心に残るものがないんですよね。
こういうのは、最近現役引退して、振り付けを始めました、っていう人に多い傾向ですね。

名があるから、選手として実績があるから、というのと振り付けの才能とは、別ですからね。
まあ、コンペして決めるわけにもいかないでしょうから、他の選手に付けた振り付けを見て決めるしかないんでしょうからね…

頼む方も博打みたいなものですよね。笑

 
 
まあ、どちらにしても、樋口選手の演技、最初の印象の悪さは多少払拭できましたが、でも、振り付けの問題もありますが、演技全体としての魅力に欠けます。
PCSもほとんど7点台。
ジャンプだって、今のシニアの女子選手ではそれ程多くの加点貰っていませんから、さほど見劣りしませんが、これから今ジュニアの選手たちがシニアに上がって、順調に育ってきた場合、樋口選手、ジャンプの成功率も質も評価も、彼女たちに抜かれると思います。

 

 
そうした時に、樋口新葉として、何が武器になるのか…

シニアに上がった今、今一度、自分に問いかけて欲しいです。

 

 

まあ、とりあえずは、

コーチ、替えること、ですね…

 

 

と、やっぱり、シェヘラにピンクは、合わないです。笑

この振り付けにも合わないです。
 
 
コーチと一緒に、、衣装も替えましょう!!

 

 

 

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6 Comments

  1. キリー says:

    コーチと一緒に衣装も替えよう!  今回も主様に同意でございます(←えらそうにすみません)
    昨年も確かジャンプを全て後半にもって来たり、色々工夫されてましたが、いまいち。今年は表現力を磨いていらっしゃる様ですが
    ん~つまらない!(←ごめんね新葉さん) やっぱり羽生選手と同様彼女もジャンプが駄目だと見るとこ無しかなぁ~というのが残念

  2. gutsy says:

    キリーさん、

    こんにちは。

    そうですね、動きは良くなっていますので、これでジャンプミスなければそれなりの点は出ると思いますが、今のままのジャンプでは、国際大会で、本調子になった他選手が普通に実力出したら、恐らく、メダル争いなんてありえませんね。それは彼女がシニア初年度だからではなく、彼女のジャンプは今の女子のレベルからすると、古いというか、それほど評価される質を持っていないからだと、思ってます。詰まってますからね…

    表現も、気持ちを込めてやれば良いってもんじゃないでしょうから、しっかり指導を受けて、人に伝えることが出来る表現力を身につけないと、今のまま、空回りでしょうね…

    でも、彼女は、羽生選手とは違います!笑
    色んな曲調の音楽をしっかり感じ分け、表現できるので、ただそれが今は、コントロールが効いてない、洗練されていない、だけなんだと思います。

    でも、やっぱり彼女はまずはどのジャンプでもオール+2を常に取れるようにしなければ、樋口新葉、ではないですよね。

    そう思います。

  3. 玉子 says:

    こんにちは!

    私も同感です。
    ピンクはシェヘラにも新葉さんにも似合わないかな。
    ターバンもだけど、今の髪飾りも
    衣装・振り付けとともに、コーチというか、本拠地を
    クリケットにしたらどうかな、と妄想してみたりしますが…

    フリーですが、白夜行みたいな、ああいう情念系が観たいな~と思いました。
    「死の舞踏」とか、どうでしょうかね。

    新葉さんの演技は、E=MC2、とでも言うんでしょうか、
    良い意味で、筋肉の重みと速度が「力」となって爆発するみたいな感じを受けています。
    他の日本女子は妖精のように、シームレスな演技の中のエフォートレスなジャンプを目指している感じ。
    でも、力強いジャンパー(古いかもしれないけど)の、
    パワーとスピードから入る、ドヤって感じの高さと飛距離のジャンプ(語彙…)も観てみたいので 
    ぜひ、新葉さんには頑張ってほしいです。

  4. gutsy says:

    玉子さん、

    まあ、そういうジャンプが、彼女の持ち味ですけど、そういった自分の個性、長所をどこまで意識して伸ばして行けるか、でしょうかね…

  5. いおりん says:

    若葉選手、一番最初にジュニアで出てきたあの時が、一番良かったかも。。。と思ったりします。試行錯誤をされている今が、これから彼女の糧になっていくといいけれど。重い体を思わせるジャンプ。似合わない衣装。すごく残念です。彼女より年下の選手がどんどん面白みがある状態で出てくる中、毎年なんだか面白くないなぁという結果になってるのは本当残念でなりません。がんばれ!!ですね。

  6. gutsy says:

    いおりんさん、

    こんばんは。
    おっしゃるように、面白くないんですよね…
    何か、一番心配かも。笑
    ホント、今が次に繋がってくれれば、ですね…

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