ステサンCDR ローズマリー・クルーニー 買った…

何を思ったか、買っちゃいましたね…

あれほどあんなもの意味ないと言いながら…

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何故買ったか…

それは、ローズマリー・クルーニーの「Sings Ballads」だったから…

そう…

このディスクは、もう、何年も私のリファレンスになっているもので、何故これかと言うと、私がまだ、ステサンを毎季せっせと買っていた頃、まだ憧れと尊敬のまなざしで見ていた、評論家のリファレンスになっていたからです。

柳沢功力さんね。

この方の機器の視聴の時は必ずこれをかけていましたから、この方の評論を理解するためには、当然、同じディスクが必要なわけで…

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ご覧のように、ディスクに歴史感じますね… 日本盤です。

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で、一応お約束の画像を。笑

前の石川さゆりの時はもっと簡易な梱包だった
ように思うのですが、今回はしっかりディスクが
遊ばないように、工夫されていましたね。

まあ、なんてったって、2曲 8,000円ですからね…
 
そうは言っても、最初買うつもりなかったんです
が、例のZジジイさんが、鳴らしていて、どうも、
市販のものと結構違いがあって、しかもそれが、
石川さゆりの時のような不必要な違いではなく、
これは長年手元において聴き続けて来た者とし
ては、持っておく意味があるな、と感じたんです
ね。
 
で、今回は、市販品と聴き比べをすることとしま
したが、まあ、本当はこういうの、1曲で十分なん
でしょうが、折角ですので、2曲聴き比べます。
 

使用機器は、いつもと同じで、

PC: DELL Precision T7500 64bit 48GB
CD Drive: MATSHITA SW-9588
Audio Interface: FOCUSRITE Saffire Pro 26i/o
DA Converter: PRISM SOUND DA-1
Power Amp: HEGEL H4A Mk2
Speaker: DYNAUDIO Contour S5.4
Recorder : SONY PCM D-50

 

 

 


 

どうですかね…

これは結構違いがありますよね…
CD-Rの方が、音がはっきりくっきり、曖昧さがなく、見通しよく、力強い。

ワイドレンジ。

市販の方は、明らかに雲がかっていますし、だからか、CD-Rと比べると音楽に起伏が足らない、レンジが狭く、こじんまりとしている。
ただ、安心して聴いていられるのは、こっちの市販の方ですね。

でも、これって本当は当たり前で、改めてマスターから起こした、というだけでも、違うでしょう。

わざわざ、恩着せがましくCD-Rに焼かなくても、それなりの違いは期待されますよ。笑
っていうか、今時不自由な、CDファーマットに押し込めなくても、究極を言うのであれば、とりあえずは実用可能な、24bit/196KHzで、トランスファーしたほうが、もっと凄い音が聴けたはずです。

それを何故、CD-R?

誘電から、CD-R余ってんだけど、何とかならない?って、相談されたのかもね。笑
8000円という根付も、そのほとんどが、著作権料。

ことさらCD―Rのことを言ってますが、言うほど音には関係ないですよ。

 

で、今回、ステサン・ロージーの購入のきっかけにもなった、Zジジイさんの音とも比べてみましょう。

この方、アキュフェーズの素晴らしい機器をお持ちなのに、どうも気に入らないご様子で、仕方なく、古い機器にお逃げになってしまいまして、今回は、「アキュDP700⇒アンペックス/MX10⇒マッキン/A116⇒JBLC36z」で鳴らされておりました。

中々いいでしょう?

オーディオ再生として、しっかりした音です。

ルームアコースティックがちゃんとなされている音ですよね。特に、壁中央の、アレ、は、この音に大きく貢献しているでしょうね…
マイクも、付属のものではなく、別途購入したもののようですから、しっかり、綺麗に録られてますよね。

私の音は、デットで、しかもルームアコースティックの類は一切してませんし、で、今回も右のスピーカーのツイーターがやはり駄目で、音量大きめで再生しましたので、余計混沌としてしまいまして、Zジジイさんの」出音と比べると、少々恥ずかしい感じです。笑

あぁ…ちゃんとしなきゃな、って思いました…

 
ただ、聴いていてどうでしょう…

私には、何かが足らないんです。
聴いていて詰まらない…

何でしょう…

多分、それは、音楽が持っている、調子、が、Zジジイさんの音には不足しているんです。

演奏のノリ。

Zジジイさんの音は、一本調子なんですね。
綺麗に整理されて出ていますが、演奏が持っている雰囲気があまり感じられない。

例えば、The Days of Wine and Roses の最後のシンバルロールは、他のパートとは半歩遅くずれるんですが、譜面上の演奏というのではない、タメ、とでも言うんでしょうか、そういう演奏者の雰囲気がこの一瞬に感じられるんですが、Zジジイさんのは、この部分あっさり流れてしまう…

どっちがオールド機器使っているのか分からないくらいで、長年、このCD聞いてきたものからすると、やはり、レンジ狭く、低音出てませんし、基本硬質で、骨っぽく、中域の少し下あたりに硬質な盛り上がりを感じます。ウーハーの癖でしょう。
コンコードのゴージャスな感じが出てませんね。

 

演奏のノリ、調子って言うのは、ほんの一寸したことですが、こういったことが実は再生全体で起こっているわけで、オーディオ的に綺麗に「いい音」で、再生は出来ても、その先に行けるかどうか。

 

 
実はいい音のその先が一番肝心だって言う、これも、一つの例だなと思った次第。

 

演奏のノリは、オーディオ機器で出すものではなく、音源に必ず入っていますが、演奏のノリは、オーディオ機器があっさり消してしまう、そういうものなんですね…

 

 

 

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