やっぱり凄かった… ライナー&シカゴ響 “ローマの松” XRCD

まあ大体、録音機材を良くしたからと言って、本来の私のシステムの音が良くなった、と言うことではないので、よくよく考えたらそう喜ぶものではないんですが、ただ、自分の再生を録音したものを聴くと、実際現場で聴いた時より格段によく聴こえるので不思議ではあるんですが、それも当然で、人間の耳とは格段に性能が上の機械であるマイクが、私情挟むことなく淡々と音を捉えているわけですから、人間が聞くことが出来なかった音を改めて知ることにより、本当の自分の音を再発見できる、そこに、ジコマンだけでは終わらない、自録りの意味、があるんですね。

エッヘン!笑

で、最近、そう言えば聴いてなかったなぁーという、でも、もう耳たこの1枚といったら、そう、ライナー、シカゴ響のローマの松。

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それで、レコーダーも良くなったことだし、イッチョ録ってみるか、と聴いてみたら、まあ、なんとも凄いことに…

あれ?こんなに良かったけ??です。笑

古い録音なので冒頭の低音は、超低音とは行きませんが、S5.4にはちょうど良く、しっかり腹に伝わってくるもの。
イングリッシュホルンのソロも、こんなに表情豊かだったなんて… 良い!

そして何より、クレシェンドに従って、金管が緊張感を維持し、より力強く頂点を結んでいく様は、今までの私の再生では無かったですね…
音に重量が感じられず、ただ、音が大きいだけ。

薄く軽かった。

それがどうだろう。

時代相応の渋く、鈍く輝く、いぶし銀の音!

 
菅野さんが、ベイシーサウンドを的確に評した言葉、
 

緻密にして豪放磊落な音
 

とは、こういうことかと、思わず思ってしまった…

 

さあ、思いっきりハードルが上がったところで、聴いていただきましょう!笑

 
レスピーギ作曲 ローマの松~から「アッピア街道の松」
フリッツライナー指揮、シカゴ交響楽団
1959年10月、シカゴ、オーケストラホールでの録音。

今回は、24bit/96KHzのままで、聴いていただきます。


 

どうでしたか?

とりあえず、こんな感じです。

 

では。

 

 

 

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