2016世界フィギュアスケート選手権　女子ショートが終わりました。

結果は…

私的には、ほぼ、現在のシニア女子の実力どおりの結果がでたな、って感じです。

まあ、メドベージェワ選手が失敗したのと、代わりにポゴリラヤ選手が良かったので、その辺の番狂わせはありましたが、まあ、上位の選手が皆、実力を出したらこんなもんでしょ！って言う感じで、個人的には、久し振りに良い、ショートで、気持ちよかったです。

日本選手も、順位的には出遅れ感がありますが、でも演技と得点を見ればまあまあ、実力どおりではないかと思います。

ただ一人、実力どおり、と言うわけではなかった人が、一人います。笑

浅田選手ですねぇ…

といっても、ジャンプだけ失敗してこの点なので、ね…
しかも彼女の場合は、ジャンプ出来なくて失敗してるわけではなくて、出来るのに、試合で失敗しちゃってるわけで、まあ、毎度毎度、困ったものなんですが、笑

でも、このショートは良い演技でした。

軽やかで、良い意味で力が抜けてて、この曲のジャージーで、コケティッシュな感じを、真央なりのクールで、スマートで、センスのある表現で、演じていました。
それが良く伝わってきましたよね。

PCSは、32.60で、7位。
下３つの表現に関わる項目の合計が、24.65と、これも７位かな…

ジャンプはともかく、スピン、ステップとPCSで得点する彼女であれば、このPCSの評価は、何とかしたいところですが、多分これは浅田選手にはどうにもならないです。
これ、振り付けの限界でしょう。

ニコルのせいです。

この振り付けは、悪くないですが、浅田選手にとっては物足りなく、そういう意味でスカスカで、全く、彼女を引っ張って、完全復活させるような勢いを、浅田選手に与えていないんですよ。
ですから、浅田選手がどんなに良い表現で良い演技をしても、この振り付けでは恐らく点は出ないです。

もっと言えば、ジャンプ失敗も、振り付けが原因だと思いますね…

浅田選手はもっともっと出来るんですよ。
今でも本当は、フィギュアスケーターとしては、恐らく、元の調子に戻っているか、ソチ以降一番良い状態なのかもな、って思ったりもします。

ただ、そんな彼女の状態、実力に見合った振り付けに出会ってないんだと思います。

もっともっと、彼女を悩ませる、難しい振り付けが必要だと思います。
ジャンプなんて、もう出来ているんですから、試合でジャンプに心奪われる暇など無いくらいに、彼女の、スケートで、氷上で演技する、と言う単純明快な本能を、もう一度呼び覚まさせるような、振り付けが、今の彼女には必要です。

それは、タラソワでもいいですが、タラソワでなくてもいいでしょう。
タラソワの最近の振り付けは、甘いです。
浅田選手にとってはそれでも、物足りないです。
それに、タラソワにとって浅田選手への振り付けは、もうやり切った、っていう感じがあって、んー、です。

ここは一発、男性振り付けしにお願いしてみても面白いかもしれませんね。
誰って言うのありませんが、難しければ難しいほど、彼女は凄い演技するでしょうし、現に、してきましたから。

とは言っても、昔は昔。

今は今。

新しい振り付けで、元気に滑り続ける、真央を、叉みたいですね。

って、まだ、フリーがありました。笑

彼女自身、今大会は、気持も落ち着いていて、悪くないようで、ジャンプ失敗で変に目を落とす場面が無いですから、いいです。

ガンバ！！

This entry was posted on Friday, April 1st, 2016 at 8:13 PM and is filed under フィギュア・スケート. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.