Archive for February 19th, 2012

ベルリン・フィル聴くならこれも聴け!! マラ5

ということで、体調も少し良くなってきたので、またダメになる前に、もう一度吠えたいと思います。笑 私の愛するカラヤンがベルリンフィルを振った演奏で是非聴いてい置いていただきたい演奏があります。 以前、【マーラー没後100年記念】として連載した時、その第1弾としてご紹介した、グスタフ・マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調です。1973年、ベルリンのフィルハーモニーでの録音です。 以前からこのブログをご覧いただいている方はご存知でしょうが、この記事は私がブログ村ランキングに参加する以前だったように思いますので、そこからお越しいただい手いる方も多いので、今回改めてお聴きいただこうと思います。 <2011年5月5日掲載記事> 【マーラー没後100年記念 第1弾】 カラヤンの5番 今日から、「マーラー没後100年記念」と題しまして、マーラーの交響曲を「大地の歌」を含め、お聴きいただこうと思います。 満を持して、と言うわけではないのですが、誰の演奏にするかやはり悩みます。 わざわざ聴いていただこうと言うのですから、聴いて満足していただきたいですしね。 ですから、演奏は良くても録音が良くないものは今回はやめておこうかな、とも思っています。マーラーですからね、音的にも楽しめなくてはいけないでしょうし。 で、そんな中でも「マーラー没後100年記念」第1弾としてはじめから決まっていたものが今日お聴きいただく、カラヤンの演奏です。 マーラーと言いますと、確か、当時ヨーロッパでマーラー、ブルックナーが人気が出ていて、そのコンサートを紹介していたNHKFMではじめて聴いて以来もう30年近く経ちますが、当時はまだなかなかレコードを買うことができません(曲が長いので大抵2枚組み)で、地道にエアチェックで交響曲全て揃えていましたね。 で、最初に買ったのが小沢の巨人で、その後マゼール・ウィーンフィルの復活、ショルティ・ロンドンフィル?の3番、アバド・シカゴ響の夜の歌、など買っていたのですが、何故かカラヤンは買っていませんでしたね。カラヤンならどうやるんだろう、といつも気にしてはいたんですが、それを聴いてしまうとパンドラの箱や玉手箱ではありませんが、何かしら答えが出てしまうのではとどこか躊躇していました。 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder ファイルサイズは、各61.9MB,36.4MB 音声はMP3です。 グスタフ・マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー 1973年 ベルリン、DG録音 第1楽章<葬送行進曲> 第2楽章<嵐のように激情して、最上の美しさをもって> 13:06~ 第3楽章<スケルツォ> 28:18~ 第4楽章<アダージェット> 第5楽章<ロンド-フィナーレ> 11:54~ 私はこれを聴いて、カラヤンは決して表面的な美しさを求めた指揮者でもなければ、聴衆に媚びた指揮者でもないことを確信しました。この5番はよく言われるような美しさやストーリー性はありません。 聴き手にとってこの5番はかなり厳しいです。もし、美しく感じるとしたら、それはマーラーの音楽が美しいんですね。 ベルリン・フィルも70年代のこの頃は完全にカラヤンの一部になっていて、私としては最高です。 60年代のカラヤンとのベルリンフィルはとても有機的なんですが、70年代になってこの頃のベルリンフィルはカラヤンの音楽と一体となっていて、奏者一人一人が発する音が音楽の一部になっている、そんな印象です。 名匠、名演奏家が名演奏をした、と言うレベルではないと言うことです。 ——————————————————————————— 今のベルリンフィルにはこのような演奏は望むべくもありません。現存する指揮者誰一人としてこんな演奏できないでしょう。カラヤンが来て、この腑抜けた演奏家たちを一から鍛え上げなければ無理でしょうね。悲しくも、情けない話です。 そして、だいたい、皆さんはこの演奏をどう思うか。 演奏家が腑抜けなのは、聴衆も腑抜けだからです。   ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。  

Sunday, February 19th, 2012