Archive for the 'ベルリン・フィル' Category

ベルリン・フィル聴くならこれも聴け!! マラ5

ということで、体調も少し良くなってきたので、またダメになる前に、もう一度吠えたいと思います。笑 私の愛するカラヤンがベルリンフィルを振った演奏で是非聴いてい置いていただきたい演奏があります。 以前、【マーラー没後100年記念】として連載した時、その第1弾としてご紹介した、グスタフ・マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調です。1973年、ベルリンのフィルハーモニーでの録音です。 以前からこのブログをご覧いただいている方はご存知でしょうが、この記事は私がブログ村ランキングに参加する以前だったように思いますので、そこからお越しいただい手いる方も多いので、今回改めてお聴きいただこうと思います。 <2011年5月5日掲載記事> 【マーラー没後100年記念 第1弾】 カラヤンの5番 今日から、「マーラー没後100年記念」と題しまして、マーラーの交響曲を「大地の歌」を含め、お聴きいただこうと思います。 満を持して、と言うわけではないのですが、誰の演奏にするかやはり悩みます。 わざわざ聴いていただこうと言うのですから、聴いて満足していただきたいですしね。 ですから、演奏は良くても録音が良くないものは今回はやめておこうかな、とも思っています。マーラーですからね、音的にも楽しめなくてはいけないでしょうし。 で、そんな中でも「マーラー没後100年記念」第1弾としてはじめから決まっていたものが今日お聴きいただく、カラヤンの演奏です。 マーラーと言いますと、確か、当時ヨーロッパでマーラー、ブルックナーが人気が出ていて、そのコンサートを紹介していたNHKFMではじめて聴いて以来もう30年近く経ちますが、当時はまだなかなかレコードを買うことができません(曲が長いので大抵2枚組み)で、地道にエアチェックで交響曲全て揃えていましたね。 で、最初に買ったのが小沢の巨人で、その後マゼール・ウィーンフィルの復活、ショルティ・ロンドンフィル?の3番、アバド・シカゴ響の夜の歌、など買っていたのですが、何故かカラヤンは買っていませんでしたね。カラヤンならどうやるんだろう、といつも気にしてはいたんですが、それを聴いてしまうとパンドラの箱や玉手箱ではありませんが、何かしら答えが出てしまうのではとどこか躊躇していました。 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder ファイルサイズは、各61.9MB,36.4MB 音声はMP3です。 グスタフ・マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー 1973年 ベルリン、DG録音 第1楽章<葬送行進曲> 第2楽章<嵐のように激情して、最上の美しさをもって> 13:06~ 第3楽章<スケルツォ> 28:18~ 第4楽章<アダージェット> 第5楽章<ロンド-フィナーレ> 11:54~ 私はこれを聴いて、カラヤンは決して表面的な美しさを求めた指揮者でもなければ、聴衆に媚びた指揮者でもないことを確信しました。この5番はよく言われるような美しさやストーリー性はありません。 聴き手にとってこの5番はかなり厳しいです。もし、美しく感じるとしたら、それはマーラーの音楽が美しいんですね。 ベルリン・フィルも70年代のこの頃は完全にカラヤンの一部になっていて、私としては最高です。 60年代のカラヤンとのベルリンフィルはとても有機的なんですが、70年代になってこの頃のベルリンフィルはカラヤンの音楽と一体となっていて、奏者一人一人が発する音が音楽の一部になっている、そんな印象です。 名匠、名演奏家が名演奏をした、と言うレベルではないと言うことです。 ——————————————————————————— 今のベルリンフィルにはこのような演奏は望むべくもありません。現存する指揮者誰一人としてこんな演奏できないでしょう。カラヤンが来て、この腑抜けた演奏家たちを一から鍛え上げなければ無理でしょうね。悲しくも、情けない話です。 そして、だいたい、皆さんはこの演奏をどう思うか。 演奏家が腑抜けなのは、聴衆も腑抜けだからです。   ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。  

Sunday, February 19th, 2012 

聴けばわかるヘタクソ・ベルリンフィルとダメダメ・ラトル、カラヤンのR.シュトラウス名演集

もちろん、ヘタクソ・ベルリンフィルというのは、今のベルリンフィルですが、今のベルリンフィルがダメならということで、お聴きいただこうというのがカラヤンの演奏ばかりで恐縮ですが、やはりカラヤン&ベルリンフィルと言ったらはずせないのが、リヒャルト・シュトラウスではないでしょうか。 隅々まで統制が取れているにも関わらず、音楽的ダイナミックスの大きく、複雑なスコアーを完璧に演奏しつつ、この分厚いサウンドは、なかなか両立するものではありません。 まあ、交響詩としてのストーリー性のある音楽かどうかは微妙かもしれませんが・・。 【カラヤンのR.シュトラウス名演集】 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1972年、ベルリン、イエスキリスト教会 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3 【リヒャルト・シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28】 【R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」作品20】 【R.シュトラウス/”楽劇《サロメ》作品54 より7つのヴェールの踊り】 で、「聴けばわかるヘタクソ・ベルリンフィルとダメダメ・ラトル」ということで、、おまけですが、YouTubeに1984年来日時のカラヤン・ベルリンフィルの演奏と最近のバレンボイム・ベルリンフィル、そしてラトルと多分?ベルリンフィル(笑)のドン・ファン演奏がありましたので、ご紹介します。 <バレンボイム・ベルリンフィル> <ラトルと多分?ベルリンフィル> <カラヤン・ベルリンフィル-1984年、大阪> どうですか? みんな良い演奏でいいんじゃない、って言う方は、それはそれで快適な音楽ライフが待っているでしょうから、ある意味幸せです。 聴いてみて何より感じたのは、演奏の完成度の違いです。もちろん、カラヤンの演奏が格段に上ですよね。 バレンボイムの場合、他国での演奏とホームでの日常的な演奏の違いがあるから仕方ないとは言え、ちょっとこれは問題ですね・・ 演奏的にはバレンボイムらしく、楽しめそうなものではありますけど。 この3つの中で、一番つまらないのがやっぱりラトルでしたね。笑 最初この動画、ベルリンフィルじゃないと思ってご紹介するつもり無かったのですが、よく見たらベルリンフィルで・・笑  参りました・・ 最初、冒頭から1:20くらいのところまで聴けばこの演奏がいい演奏かどうかは分かります。やはりこの人、音楽的才能が無いです。音楽家だから音楽的かというわけではないのは、政治家だから皆政治的でないのと同じです。バレンボイムとベルリンフィルの指揮者を争った時、多分ラトルは、ベルリンフィルの指揮者というポスト、職業を楽団、オケメンバーと良好な関係を持ってまっとうできる才能が認められて、今の地位にあるのでしょう。私は、小沢征爾もそうだと思っています。あの方は社交的ですしね。 ただ怖いのは、この世の中に、もうそういう風に指揮者に対し、音楽的に批評、批判する空気が無いことです。これは恐ろしいことです。 あと、個人的には、オーケストラのメンバーの意見が強くなればなるほど、ろくな音楽は出来ないと言うことです。 ましてや、芸術なんて・・ 民主的な環境の中で、芸術なんて存在しませんからね。 ドンファンの最後の3音。 その最後の1音の重さ。 そういうことです。   ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。      

Thursday, February 2nd, 2012 

もうベルリン・フィルは聴かない、と言うお話

先日NHKで放送のあったベルリンフィルのジルヴェスターコンサート2011をチラッと観てしまいまして・・ まあ、ラトルが首席指揮者・芸術監督になって以来そのあまりの音楽性の無さに呆れ果てまして(あったとしても私には全く感じなく)、ベルリン・フィルは聴く気にならないのですが、そうは言っても私の好きなラベルの「道化師の朝の歌」 もやることだし、プログラム的にも暇つぶしにはいいかなと、グリーグのピアノ協奏曲から観たのですが・・・  道化師の・・の冒頭1分くらいでやめました・・ 何故って、こりゃ時間の無駄だと思いまして・・ 皆さん、最近のベルリンフィルの演奏、どう思っていらっしゃるんでしょうね・・ 没個性といわれて久しいですが、ここまで酷いとは思いませんでした。 ネットでコンサート配信したりして商売上手ですが、その演奏ときたら、もうただ上手く譜面面を演奏できる人間の集団でしかないです。指揮者によっては変わりはしますが、もうオケ自体のサウンド、音色(ねいろ)はいつも似たり寄ったり。才能の無い指揮者の責任もありますが、オケが「極上のオーケストラサウンドはこんな感じ」と決めに掛かっている節があります。 木管楽器奏者は身体を動かしすぎですよ。笑 カメラ意識しすぎ。 率先して映像に取り組んだカラヤンのこと非難できませんね・・ ダメだとは分かっていましたが、いくら年末のお祭りコンサートとは言え、グリーグを聴いても、ラベルを聴いても同じ曲に聴こえてしまうとは・・  昔はもっと演奏に華があって、しかもエンターテイメントとしても高い音楽性で楽しませてくれました。 ベルリン・フィルのコンサート配信件数が一番多いのは日本だそうです。 多分、日本人だと、音がいい=良い演奏、ベルリンフィル=良い音楽といった感じで、聴いている人が多そうで、最近のハイレゾ音源の配信での、マイナーレーベル、マイナーオケが高音質で録音して人気が出るのと似ているかも・・ ということで、もう今のベルリン・フィルは聴かないことにしました。と、宣言するまでもなく大分前から聴いていませんけど。 はやく、ラトル引退しないかしら・・  もう彼、最悪・・ ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。 ★ランキングにご協力いただけると嬉しいです。 にほんブログ村 ★ジャズも宜しくお願いします。La gutsy jazz

Tuesday, January 24th, 2012