Archive for December 4th, 2017

復帰後の宮原選手…

棚ぼたで、ファイナル出場の宮原選手。 どんな理由からであれ、オリンピック、というより、全日本まで、一試合でもやっておきたいところでしょうから、ファイナルは絶好の機会といえますね。 まあ、でも、アメリカ大会の良いイメージで全日本、というほうが良かった、ということにならないようにしないと、いけませんけどね。 ただ基本、彼女、本番でミスしない選手でしたから、そういった心配は要らないかもしれません。 ファイナルの順位、前回記事の予想で、ザキトワの優勝が既定事実のように書きましたが、別に適当に書いたわけではなく、やはり、あの演技に、150点、平気で付けるジャッジの元での大会となると、残念ながらそれが現実だと思います。 でも、宮原選手の今現在の立ち居地といいますか、立場的には、とても楽な気持ちで、ファイナルに望めるのではないでしょうか。 もともとファイナル出られる成績ではなかったわけで、棚ぼたですし、それよりも、まず、故障からの復帰後、ですから、ある意味ダメもと、ですから。 本人も、計画よりも仕上がり早い、って言ってましたし、基本、必死な感じ、コーチからも伺えませんでしたし。   今シーズンの彼女は、The Iceで観たのが最初でしたが、ジャンプはともかく、気合が入っていて、中々良い演技でしたので、まあその頃から、今シーズンもやるな、って見てました。 ただ私は、彼女の表現、演技、それほど好きではありません。 それは何故かと言いますと、やはり、彼女の表現、それにまつわる動作、それらが、硬いんですね。 どんなに、しなやかな動きを彼女がしても、常に硬さが付きまとう。 恐らく、気持ちの根っこの芯の部分が硬いのかな、それが身体の動きに出ているのかな、って思います。 ただ、ここ最近は、そういったカチカチした動きが、動作のシャープさに繋がって、彼女の演技の個性として認められてきているようで、ですから、次第に、PCSも、上がってきましたよね。 それでも、私は、そういった彼女の演技は、面白くないですね… 練習して、頭を使って、器用に、っていう感じが、私的には、評価が低いのかもしれませんね… それでも宮原選手は、そんな中からも、彼女自身の持っている何かが、にじみ出る感じはありますし、個性がありますから、三原選手よりは、いいですけどね… ですから、私が思う、宮原選手の演技は、といいますと、 それは、シャープ、です。 シャープ… 私は、それが彼女の持ち味でしたし、個性と思っていました、 が、グランプリシリーズでの、ここ何試合かの彼女を見ると、このシャープさがなくなっているようで、当然、11ヶ月ぶりの復帰後、ですから、故障前とは違って当たり前なんですが、私が、アメリカ大会での彼女を、完全復活だなんて思えないのは、そういうところにもあります。 全体にゆるい。 ショートは、春先からある程度で来ていましたから、まだいいですが、フリーは、まだ出来ていない、そんな感じです。 動作も何となく緩いですし、ジャンプも、シャープさがない… ある意味、フツーになった…笑 私が思う、彼女は、とにかく、固く、シャープで、それが彼女の個性でもあり、私がイマイチ、彼女の演技を好きになれない部分でもあったんですが、復帰後の彼女には、その、シャープさ、ある意味、アク、が、なくなった… それが単に復帰後だからまだ勘が戻らないだけなのか、どうか… ただ、それが悪いということではなく、私の彼女を見る目が変わった、って感じなだけですけどね。 なんか、フツー。笑 多分、体重増やしたのも影響あるでしょうね。 身体的な変化だけでなく、ホルモンバランスやら、血圧だって高めになったって想像できますし。 私は、そういった変化、今シーズンの彼女の演技の中に、感じてます。 それが一過性のものなのか、それが演技にどう影響するのか、見守って行きたいと思います。   成績に関しては、アメリカ大会での、あのジャンプに、回転不足が一つも付かないようなら、彼女、何も心配しないでいいでしょう。 言い換えれば、あまり、興味がない、ということですが… ですから、私は、そういう意味で、前回記事で彼女を、ザキトワやコストナーと同じように扱ったわけです、が、 でも、宮原選手も、そんな優遇される選手たちの仲間入りしつつあるってことなんでしょうかね… そうなると私の中では、もう、ね…   とにかく、ファイナル、 私としては、彼女には、特にフリー、もう少しビシッとした演技、見せて欲しいですね。   ジャンプももっと、身体、必死に回転させて意地でもまっすぐ降りてやる、くらいの気合が欲しいですけどね。笑        

Monday, December 4th, 2017